商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 読売新聞社/ |
発売年月日 | 1996/02/12 |
JAN | 9784643960068 |
- 書籍
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血を吸う夫
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血を吸う夫
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商品レビュー
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小説。マタニティ雑誌の読者投稿に、夫が吸血鬼の末裔かもしれない、との手紙が寄せられる。同時進行で、高齢出産の域に入る女性教師が、生徒たちへ公開出産する案があることを同雑誌へ持ちかける。その女性教師を慕う生徒たちが誘拐されて身代金を要求されたり、物語は複雑に絡み合う。この中の登場人...
小説。マタニティ雑誌の読者投稿に、夫が吸血鬼の末裔かもしれない、との手紙が寄せられる。同時進行で、高齢出産の域に入る女性教師が、生徒たちへ公開出産する案があることを同雑誌へ持ちかける。その女性教師を慕う生徒たちが誘拐されて身代金を要求されたり、物語は複雑に絡み合う。この中の登場人物が血の欲する描写は恍惚として違和感なく、吸血行為の信憑性までもが疑えないほどすんなり入り込んでくる。でもオカルト色は薄い。現実にありそうなギリギリのラインで推理も楽しませてくれる。
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2006.12.15読了。現代の吸血鬼とは?マタニティ雑誌編集者の周りで妊婦が事件に巻き込まれる。妊婦の女教師の善意と信じて疑わない思い付きが気持悪い。
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新津作品の比較的初期の頃?かな〜って感じ。最近の「女友達」や「愛読者」などと比べると女性特有の心理描写が物足りない。しかし、これらの作品は終わりのオチが抽象的すぎて、よくわかんなかったりするきらいがあったが、この「血を吸う夫」はすっきりとした終わり方。とはいっても、「最後は読者の...
新津作品の比較的初期の頃?かな〜って感じ。最近の「女友達」や「愛読者」などと比べると女性特有の心理描写が物足りない。しかし、これらの作品は終わりのオチが抽象的すぎて、よくわかんなかったりするきらいがあったが、この「血を吸う夫」はすっきりとした終わり方。とはいっても、「最後は読者のご想像にお任せします」というスタンスの原型はあるが、オカルトじみてないので、論理的でおもしろかった。
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