夢の階段 新潮文庫

池波正太郎(著者)

• 内容紹介: 内容:厨房にて.禿頭記.機長スタントン.娘のくれた太陽.あの男だ！ 母ふたり.踏切は知っている.夢の階段.忠臣蔵余話おみちの客
• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2010/11/20
• JAN: 9784101156736

商品レビュー

2010/05/28

表題作他、処女小説「…

[文庫ＯＦＦ]

表題作他、処女小説「厨房(キッチン)にて」から、直木賞受賞第一作「踏切は知っている」、「忠臣蔵余話 おみちの客」まで、「作家池波正太郎」誕生の跡をたどる、ファン必読の未刊行初期短編9編。

2023/11/19

池波先生の短編集。メインは昭和初期あたりで、様々な人々の生き様を描いている。個人的にモンちゃんの話が印象的だった。どれもそこまで長くないので、サクサク読めるのも良かった。

2020/11/19

短編集。なんと池波先生が31歳から38歳までに発表された短編9編。時代でいうと、昭和29年から36年。
時代背景を感じます、まだ戦後と言える時代であり、懸命に、しぶとく生き延びようとする庶民を暖かい眼差しで作品を作られたのがよくわかります。
自分が捨てた娘との偶然の出会いを描いた娘のくれた太陽や、処女作厨房にてが素晴らしい。