商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 第三文明社 |
発売年月日 | 1996/03/02 |
JAN | 9784476031942 |
- 書籍
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世界映画史(下)
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世界映画史(下)
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映画を仕事にするとは、こんなにも深い洞察力を必要と することなのだと考えさせられる。 世界と冠しているように、網羅される国々の多さにまず脱帽。 アジア各国はもちろんベトナム、フィリピン、マレーシア、 モンゴル、バングラデシュなどを含めたアジア各国はもちろん、 シリア、イラン...
映画を仕事にするとは、こんなにも深い洞察力を必要と することなのだと考えさせられる。 世界と冠しているように、網羅される国々の多さにまず脱帽。 アジア各国はもちろんベトナム、フィリピン、マレーシア、 モンゴル、バングラデシュなどを含めたアジア各国はもちろん、 シリア、イラン、トルコなど中近東、ソビエト映画、ヨーロッパでは 社会主義と絡めた考察が語られる。 注目は女性の監督の章があること。 その語り口は女性におもねることもなく、率直であり また先見性のあるもので一番興味深かった。 ハリウッド映画のヒーローものを恐怖に対する悪魔祓いであるとする 社会構造を俯瞰する視点も、単に商業主義的な映画作りを批判するような ことはなく、世界が求めている不安からの解放として捉えるなど、 とても面白く膨大なページも 上巻は自分が生まれる前の映画史だったが、 下巻はよく知る監督たちや名作がでてきて楽しめた。 何より、映画とはこんなにも歴史や文化を提示してくれる ものであることを再認識し、だからこそ道具としても 使われてきたのだし、政治にも利用されることとなるのだ。 映画の世界史を俯瞰するのにこんな良書に出会えてよかった。
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