世界映画史(下)
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世界映画史(下)

佐藤忠男(著者)

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世界映画史(下)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 第三文明社
発売年月日 1996/03/02
JAN 9784476031942

世界映画史(下)

¥6,620

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2018/04/08

映画を仕事にするとは、こんなにも深い洞察力を必要と することなのだと考えさせられる。 世界と冠しているように、網羅される国々の多さにまず脱帽。 アジア各国はもちろんベトナム、フィリピン、マレーシア、 モンゴル、バングラデシュなどを含めたアジア各国はもちろん、 シリア、イラン...

映画を仕事にするとは、こんなにも深い洞察力を必要と することなのだと考えさせられる。 世界と冠しているように、網羅される国々の多さにまず脱帽。 アジア各国はもちろんベトナム、フィリピン、マレーシア、 モンゴル、バングラデシュなどを含めたアジア各国はもちろん、 シリア、イラン、トルコなど中近東、ソビエト映画、ヨーロッパでは 社会主義と絡めた考察が語られる。 注目は女性の監督の章があること。 その語り口は女性におもねることもなく、率直であり また先見性のあるもので一番興味深かった。 ハリウッド映画のヒーローものを恐怖に対する悪魔祓いであるとする 社会構造を俯瞰する視点も、単に商業主義的な映画作りを批判するような ことはなく、世界が求めている不安からの解放として捉えるなど、 とても面白く膨大なページも 上巻は自分が生まれる前の映画史だったが、 下巻はよく知る監督たちや名作がでてきて楽しめた。 何より、映画とはこんなにも歴史や文化を提示してくれる ものであることを再認識し、だからこそ道具としても 使われてきたのだし、政治にも利用されることとなるのだ。 映画の世界史を俯瞰するのにこんな良書に出会えてよかった。

Posted by ブクログ

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