商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞社/ |
発売年月日 | 1996/09/14 |
JAN | 9784022611635 |
- 書籍
- 文庫
赤ちゃんが来た
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赤ちゃんが来た
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商品レビュー
3.9
12件のお客様レビュー
妊婦への優しい言葉に…
妊婦への優しい言葉にも感動させられる一冊です。
文庫OFF
漫画家の石坂啓氏による出産・育児体験記。この種の本は今では数多くありますし、インターネットを検索すれば妊娠や育児について綴ったブログも沢山見つかりますが、1990年代前半にはまだ珍しかったのでしょう。出版当時はベストセラーだったとのこと。ライトな文体に時代を感じます。出生率の話は...
漫画家の石坂啓氏による出産・育児体験記。この種の本は今では数多くありますし、インターネットを検索すれば妊娠や育児について綴ったブログも沢山見つかりますが、1990年代前半にはまだ珍しかったのでしょう。出版当時はベストセラーだったとのこと。ライトな文体に時代を感じます。出生率の話は隔世の感。。。
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石坂啓さんは手塚治に師事した女性漫画家。本書はその啓さんが35にして赤ちゃんを産む話。赤ちゃんが生まれる前の話も面白いが、むしろ生まれてからが面白い。というのは、啓さんはちょっと油断をするとお酒も飲むしタバコも吸う。おまけに一回といいながらもディスコまで出かけていくという豪傑だ。...
石坂啓さんは手塚治に師事した女性漫画家。本書はその啓さんが35にして赤ちゃんを産む話。赤ちゃんが生まれる前の話も面白いが、むしろ生まれてからが面白い。というのは、啓さんはちょっと油断をするとお酒も飲むしタバコも吸う。おまけに一回といいながらもディスコまで出かけていくという豪傑だ。そんな啓さんが赤ちゃんが育てられるのかというと、それがけっこう母性が育っていくのである。もっとも、彼女は仕事をしていて、それを多少はセーブしたかも知れないが、けっこうしていたようだ。それができるのはお母さん、妹さん、それにアシスタントの助手がいるからで、生んだあとに北朝鮮に一月あまりも夫と取材旅行にいくなんてめちゃくちゃな気もする。ぼくは本書で面白かったのは、啓さんがとてもすなおに、自分の性を、エロを語っていることだ。そこには流産したり、おろしたりしたことも赤裸々に書かれているが、赤ちゃんが生まれ、それが期待した女の子でなく男の子であったことが、逆に赤ちゃんとの間に疑似恋愛が目覚め、おちちを吸われることに快感を覚えたり、少し大きくなった後はスカートにもぐられるのに快感を覚えたりすることだ。生む前にセックスがやりたくてたまらなかったとか、逆に生んだあとはすとーんとそういうものが消えてしまったとか。のちに避妊リンクをいれたとか。とてもすなおに赤裸々なのである。本書が出たのは1993年。生んだのは1991年で(だから、読んでいて、あれ、古っと思うことがよくあった)、この男の子、りくおさんは今25になっているはずだが、お母さんの啓さんとどういう関係を築いているだろう。知りたいものだ。(こんな本を読んだのは実は上の娘がこの8月に子どもをうんだからで、妻が図書館借りてきた芸能人の子育て記がけっこうあって、いろいろ拾い読みしたが、これは最後まで読んだ一冊。)
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