歴史の森の影法師

井沢元彦(著者)

• 販売会社／発売会社: 有学書林/
• 発売年月日: 1996/09/09
• JAN: 9784946477225

商品レビュー

2016/07/11

南部の人間なら試験で高得点を取るべく教育されればそれと比例して想像力を失っていくのが普通である
音楽にたとえれば関東の蕎麦は伴奏付の独演会、関西の蕎麦は色々な楽器による合奏である
釈迦堂遺跡博物館
異民族と言うのは自分たちと感じ方や礼儀作法が異なる人間たちのことである
よく言えば名古屋人は柔軟で協調性がありどこへ行ってもその土地土地の文化に合わせて対応できるということであり悪く言えば名古屋の文化に個性がなく個性がないから行く先々で簡単に染まってしまうということにもなる
商人にとって大事な事は自己の信念に盲従するということよりも合理的に物を考え相手の立場を思いやることだと言う事がわかる
相手の言うことばかりはいはいと聞くのは強調でも国際化でもなんでもないそれはただの迎合である
言葉を追放すればその言葉で表せれる実態（例えば差別もなくなる)と思い込んでいるのだ

2004/03/19

歴史に関するエッセイ集。
「逆説の日本史」などでも主張されている「水に流す」というのは日本人特有、などの話も載っている。
また歴史の舞台となっているところに実際に足を運んだエッセイもおもしろかった