商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 大修館書店/ |
発売年月日 | 1995/02/24 |
JAN | 9784469211924 |
- 書籍
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アイヌ語をフィールドワークする
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アイヌ語をフィールドワークする
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商品レビュー
4.6
5件のお客様レビュー
海外のフィールドワークではなく日本でのフィールドワークの手本となる本であろう。また自分やほかの研究者の失敗も述べている。学部の学生にとっては難しいが院生であれば十分役立つ。またアイヌの研究についての本、進学先の大学などの紹介もあるので至れり尽くせりである。 55年以上も前にアイヌ...
海外のフィールドワークではなく日本でのフィールドワークの手本となる本であろう。また自分やほかの研究者の失敗も述べている。学部の学生にとっては難しいが院生であれば十分役立つ。またアイヌの研究についての本、進学先の大学などの紹介もあるので至れり尽くせりである。 55年以上も前にアイヌ神話集を読んだことを思い出したが誰が書いた窯では覚えていない。 今、アイヌについての知識を得るきっかけはアニメや漫画のゴールデンカムイかもしれない。
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- ネタバレ
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アイヌ語だけじゃなくてフィールドワークに付きまとう問題をこの人なりに書いている。女性だとこの辺どうなるんだろう。伝統とシャドウワークとケアと。ちょっと時間かかりそう。
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日本とは違った気候、文化、食生活、ガイジンとしての自分。。。これらは、母語とは異なる言語をフィールドワークする際に一般的にイメージされる事象だ。 他方本著の主人公である、かつて”和人”と一緒に日本(と呼ばれる場所)に住んでいたのに、江戸・明治時代以降様々な形で和人との同一化が無...
日本とは違った気候、文化、食生活、ガイジンとしての自分。。。これらは、母語とは異なる言語をフィールドワークする際に一般的にイメージされる事象だ。 他方本著の主人公である、かつて”和人”と一緒に日本(と呼ばれる場所)に住んでいたのに、江戸・明治時代以降様々な形で和人との同一化が無理やりに進められてしまったアイヌのみなさまと、その言語を研究する著者の間では、そのような差異は生じない。むしろ近すぎるがゆえの苦悩があるようだ。さらにこれまで、和人がこれまで意識的に無意識にアイヌのみなさまに対しておこなったことが、著者とアイヌのみなさまとの関係構築に少なからず影響を与えている。 そんな状況にあっても、著者は一人の研究者として、いや、一人の人間として、彼・彼女らの間に分け入り、彼らの言語、文化、精神世界を吸収していく。これは文章の合間ににじみ出る、著者のアイヌのみなさまに対する真摯な態度が彼らにもしっかりと伝わったたためであろう。
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