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私家版 海外文学セレクション 海外文学セレクション
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私家版 海外文学セレクション 海外文学セレクション

ジャン・ジャック・フィシュテル(著者), 榊原晃三(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社/
発売年月日 1995/09/20
JAN 9784488016081

私家版

¥1,602

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2020/10/31

短い、安い、面白い!と三拍子そろった稀有な本。著者のフィシュテルは歴史学者で、これが初の小説。だが導入から物語に引きこむ手腕はデビュー作とは思えない。ということでフランスではフランス推理小説大賞、「エル」読者賞などを受賞したらしい。 冒頭から主人公の「わたし」=エドワードが親友...

短い、安い、面白い!と三拍子そろった稀有な本。著者のフィシュテルは歴史学者で、これが初の小説。だが導入から物語に引きこむ手腕はデビュー作とは思えない。ということでフランスではフランス推理小説大賞、「エル」読者賞などを受賞したらしい。 冒頭から主人公の「わたし」=エドワードが親友ニコラに復讐しようとしていることを告白している。一応ミステリのカテゴリに入れたけど、犯人探しの話ではない。ただ、その復讐の方法が独特で、この作品の魅力でもあるのだ。 イギリスの出版社社長であるエドワードは、羨望と嫉妬が入り混じった複雑な心情で小説家ニコラを支えてきたが、ある日ニコラから最高傑作だと手渡された「愛の学校」を読んだ瞬間、激しい怒りを覚える。最愛の女性の死はニコラが原因だったのだ。同時にエドワードはこの「愛の学校」がゴンクール賞を受賞することを確信した。この小説の成功を復讐に利用するのだ。そしてエドワードは密かに緻密な作業を進めていく…… まあ、わりと最初の方でバレてしまうと思うのでここに書くが、本が凶器となる。あ、もちろん本でニコラを殴り殺したとかいうわけではない(笑)。この作品の唯一の難点は、ちょっとねちっぽい性格のエドワードの一人称。若干イラつくかもしれない

Posted by ブクログ

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