商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 作品社 |
発売年月日 | 1995/08/31 |
JAN | 9784878932342 |
- 書籍
- 書籍
悪食大全
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
悪食大全
¥4,070
在庫なし
商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
[ 内容 ] 愛や貪欲や野心に増して世界を導く最高の情熱、食欲。 旺盛な食欲、淫食、より正確には大食。 食べるという行為のすさまじいまでのエネルギー。 古代欧州から始まる仏文化圏の、食にまつわる様々なエピソードを縦横無尽に語る。 [ 目次 ] 第1部 古代~18世紀(古代ギリシ...
[ 内容 ] 愛や貪欲や野心に増して世界を導く最高の情熱、食欲。 旺盛な食欲、淫食、より正確には大食。 食べるという行為のすさまじいまでのエネルギー。 古代欧州から始まる仏文化圏の、食にまつわる様々なエピソードを縦横無尽に語る。 [ 目次 ] 第1部 古代~18世紀(古代ギリシアの饗宴;『旧約聖書』が伝える「バルタザール王子の饗宴」 ほか) 第2部 19世紀(1800年。肥満してセント・ヘレナで死んだ、ナポレオンの奇妙な予感;ヴェリー兄弟によるチュイルリー宮殿の豪奢なレストラン ほか) 第3部 二十世紀(1900年、ベルエポック。大食、太鼓腹、女性の肉体の丸みが富の象徴だった;ミディアムで焼いた羊の股肉を絶賛、詩にしたラウル・ポンション ほか) [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
Posted by
3/14 読了。 直近に読んだ「食魔」では肯定的に語られていたフランス人の料理への執着が、フランス人によって笑える悪徳の歴史に語り直されるおもしろさ。味音痴を通り越して「食卓の奇人」と呼ばれたサン・クリック侯爵だの、リラダンやアナトール・フランスを呼んで毎夜晩餐会を開いた挙句、狂...
3/14 読了。 直近に読んだ「食魔」では肯定的に語られていたフランス人の料理への執着が、フランス人によって笑える悪徳の歴史に語り直されるおもしろさ。味音痴を通り越して「食卓の奇人」と呼ばれたサン・クリック侯爵だの、リラダンやアナトール・フランスを呼んで毎夜晩餐会を開いた挙句、狂気に捕らえられ仮面舞踏会の衣装で埋葬されたニナ・ド・ヴィラールだの、お祖母さんの遺灰をそれと知らずにスープにして飲んだら当たった家族だの、三面記事のように愉快な悲喜こもごもが列伝になっている。フランスの食卓の歴史であり、料理の歴史であり、流行の、そして文化の歴史なんだなぁこれは。 注がとても丁寧な上、訳者あとがきでは本邦の食道楽文学も紹介されていて至れり尽くせり。
Posted by
色んな時代の王様や貴族達の意地汚く、強欲で醜い食事風景が描かれている、とてもお耽美な本。 食フェチには持ってこいの堪らんエロティシズムを発揮してくれる、謎のフェチ本。 カキが大好きで100皿以上カキを食べる王様や、とてつもない長いコースを振る舞う貴婦人。 その汚いくらい...
色んな時代の王様や貴族達の意地汚く、強欲で醜い食事風景が描かれている、とてもお耽美な本。 食フェチには持ってこいの堪らんエロティシズムを発揮してくれる、謎のフェチ本。 カキが大好きで100皿以上カキを食べる王様や、とてつもない長いコースを振る舞う貴婦人。 その汚いくらいの強欲さにうっとりします。 ゴワンフルリな世界が堪能出来ますよ。
Posted by