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海風の笛 レイテイアの涙 コバルト文庫
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海風の笛 レイテイアの涙 コバルト文庫

高遠砂夜(著者)

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海風の笛 レイテイアの涙 コバルト文庫

480

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社/
発売年月日 1995/09/10
JAN 9784086141093

海風の笛

¥480

商品レビュー

2

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2011/02/22
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※このレビューにはネタバレを含みます

「憎むということは、こんなささやかなことではできないさ」 内容紹介です。 濃い霧に覆われた海上で、不思議な笛の音を耳にしたユーザ。甲板では、水夫達が音色に誘われて次々に海に飛び込んでいた。ユリエとカイも海に落ち、そこに現れた巨大な魚にカイはさらわれてしまう。――目覚めたカイを取り囲んでいたのは、多勢の若い女達だった。『ムーア族』と名乗った彼女達は、女だけの一族だという。一方、漂流したユーザとユリエは、男だけの一族に助けられていた!? 『レィティアの涙』シリーズ第四弾。 あとがきにもある通り、いろいろギリギリなお話(笑) 勘違いした女って怖いよね。そうしみじみ思いました。 多少なりともユーザが成長してるっぽい? 上記の台詞はユーザのものなんですが、なんというか深い。 確かに人を憎むって行為はなかなか出来ませんよね。 何をどれほどされたら、人は人を憎めるんだろうか。 この物語の発端もどっちが悪かったのか。 女なのか男なのか。 結局「悪」や「正」なんてものは一概には言えないものなんでしょうね。 「正義」が万人に対して必ずしも「正義」ではないように。 男側の首長が、子供を愛せる大人でよかったのだろうし、女側の首長が子供であってよかったんだと思います。 愛情故に反乱を起こしたし、子供であるが故に、間違いを受け入れられる。 今回は哀しくはあるけれど、不幸ではなかったと思います。 それにしてもやっぱりRAMさんの絵、好きだなぁ。

Posted by ブクログ

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