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日本仏教の思想 受容と変容の千五百年史 講談社現代新書
792円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1995/06/20 |
JAN | 9784061492547 |
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日本仏教の思想
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日本仏教の思想
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商品レビュー
3.4
8件のお客様レビュー
仏教史を教科書的にまとめられて読み応えがあった。 平安以前はインド哲学、高度な数学から、世界を理解しようとした実践的な教え。 鎌倉以降は阿弥陀信仰が反映され、実践的な要素が薄まり、江戸以降は国家運営の為のシステムに取り入れられ、葬式仏教と呼ばれる現代に至る。
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「諸法実相」という思想を中心にして、聖徳太子から現代に至るまでの日本仏教の流れをたどっている本です。 「諸法実相」は、哲学的には「現象即実在」という考えに当たるものですが、著者は山川草木に至る森羅万象に霊を見る、日本古来のアニミスティックな信仰と合致するものだといい、如来蔵思想...
「諸法実相」という思想を中心にして、聖徳太子から現代に至るまでの日本仏教の流れをたどっている本です。 「諸法実相」は、哲学的には「現象即実在」という考えに当たるものですが、著者は山川草木に至る森羅万象に霊を見る、日本古来のアニミスティックな信仰と合致するものだといい、如来蔵思想や本覚思想にその日本的な受容の特徴が見られることを指摘しています。そして、平安仏教においてはそうした仏教の日本的理解が深められていったのに対して、それ以降の日本仏教が、とくに空と実相の間に横たわる緊張が失われていったと論じられます。 一方で著者は、能や茶道、俳諧に、仏教の日本的理解が果たした役割についても触れているのですが、全体的にはやや日本仏教に対する批判的なトーンが強いように感じました。
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日本の仏教史を教科書的に追う体裁となっているが、仏教における様々な思想をインド思想から説き起こしてくれるので、わかりやすかった。如来蔵思想、本覚思想あたりの認識が深まった気がする。
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