商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2002/11/14 |
| JAN | 9784003255049 |
- 書籍
- 文庫
ベラミ(下)
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ベラミ(下)
¥792
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商品レビュー
5
3件のお客様レビュー
絶版だったので河出書房の世界文学全集を借りて読んだ。岩波文庫も借りたが、ボロボロで読むのが怖かったためである。旧字最初は苦戦したが、これはこれで癖になる。 ゴッホ展の「夜のカフェテラス」の題材でモーパッサン原作ということでめちゃくちゃ楽しく読めた。ゴッホが絶賛していた作品が今の時...
絶版だったので河出書房の世界文学全集を借りて読んだ。岩波文庫も借りたが、ボロボロで読むのが怖かったためである。旧字最初は苦戦したが、これはこれで癖になる。 ゴッホ展の「夜のカフェテラス」の題材でモーパッサン原作ということでめちゃくちゃ楽しく読めた。ゴッホが絶賛していた作品が今の時代に変わらず読める奇跡。風景描写(星空)が綺麗で読んでて心が洗われた。ゴッホはこの風景描写に心奪われたのだろう。 内容は褒め言葉としてジョルジュが酷すぎた。取っ替え引っ替え女を手駒にして出世していく。斜陽の太宰風に言えば本物の阿呆の快楽児。痛い目に遭うかと思えば全然合わないし胸糞展開が続く。ずっと続く。特にワルテル夫人を誘惑しといて自分が飽きたらボロクソ(年増、婆さん、愛撫が下手等)に貶すところは読んでいて笑ってしまった。痛い目合うんじゃないかと思ってヒヤヒヤしながら読んだが、全然痛い目に合わなくて肩透かし。勧善懲悪的な内容は嫌いなのでこれはこれで好きなのだが…。 ベラミ、行動が短絡的すぎて、何を考えているのか分からない怖さがあった。精神的な幼さを感じた。精神的に幼いまま出世していく怖さ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前巻に引き続き、ベラミが色んな女を踏み台にしながらのし上がっていく話。親友の妻と結婚し、妻の力添えにより評価が高まっていくベラミ。社長夫人にも手を出す。さらに知人の遺産を手に入れ、社交界に出入り、大臣等関わる人物も拡がっていく中で、早々にこの社長夫人が疎ましくなっていく。一方、この夫人の娘に興味を惹かれていく。妻と大臣の不倫の証拠を掴み、離婚を成立させ、娘と駆落ち。ついに結婚を認めさせる。 山崎豊子のドロドロストーリーを思い出す。
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ベラミは無能である。美男子かもしれぬが、それを除けば「人たらし」という一点を除いて無能である。 しかし、彼は立身出世する。女を踏み台に。それがある意味風刺的であり、希望を持たせる内容でなどありはせず、何かを突きつけるようで、実際には読者を殴ってくる何かがある。
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