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天皇のページェント 近代日本の歴史民族誌から NHKブックス719
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本放送出版協会/ |
発売年月日 | 1994/11/28 |
JAN | 9784140017197 |
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天皇のページェント
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商品レビュー
3.7
4件のお客様レビュー
小田博志のテキストの読むべき本である。しかし、フィールドワークの特徴がよくわからない。フジタニが外国人の目から見た天皇の説明のような気がする。これはオーストラリアの作家のプリンセスマサコと同じスタイルである。翻訳だから仕方がないのか、このどれを学生が参考にしてフィールドワークがで...
小田博志のテキストの読むべき本である。しかし、フィールドワークの特徴がよくわからない。フジタニが外国人の目から見た天皇の説明のような気がする。これはオーストラリアの作家のプリンセスマサコと同じスタイルである。翻訳だから仕方がないのか、このどれを学生が参考にしてフィールドワークができるのかがすぐにはわかりづらい。
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日本が近代国家を形成していくにあたって、明治政府が様々な公式行事(ページェント)を当時新たに生み出すことを通じて天皇を中心とした新たな国家を構築しようとしていたことが、当時の新聞をはじめとする資料から描かれている。フーコーの規律権力概念を参照とした、天皇とその臣民(国民)の見る/...
日本が近代国家を形成していくにあたって、明治政府が様々な公式行事(ページェント)を当時新たに生み出すことを通じて天皇を中心とした新たな国家を構築しようとしていたことが、当時の新聞をはじめとする資料から描かれている。フーコーの規律権力概念を参照とした、天皇とその臣民(国民)の見る/見られるという関係性が丁寧に分析されている。
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20世紀最後の四半期の歴史学的潮流を示す著作のひとつ。フーコーなどの古典とともにP・ノラ、P・ブルデュー、A・ギデンズなどの社会学も援用して、ポスト構造主義的視点から日本の近代・現代を分析する書。 読んでみたところでは、本書の題材である明治維新以後の天皇をめぐる国家的イベントの...
20世紀最後の四半期の歴史学的潮流を示す著作のひとつ。フーコーなどの古典とともにP・ノラ、P・ブルデュー、A・ギデンズなどの社会学も援用して、ポスト構造主義的視点から日本の近代・現代を分析する書。 読んでみたところでは、本書の題材である明治維新以後の天皇をめぐる国家的イベントの表象に関し、分析の例証が貧弱である印象をうけた。それは紙幅の都合というのが理由として大きいのかも知れないとは思うものの、やはり題材が題材だけ(分析は抽象的にならざるを得ず、写真・映像の例示が少なければますますそうなる)に残念な感じ。 また「国民」から天皇への眼差し/天皇から「国民」への眼差しの分析の箇所では、フーコーの君主的な権力と規律・訓練の権力の議論を適用しようと試みているが、このフーコーの提示した図式を軸にして日本と西欧の君主権力や国家権力のあり方の比較を試みたりするわけではないため、何とも実のない感じがした。
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