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わたしは歌う ミリアム・マケバ自伝 福音館日曜日文庫
2,029円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 福音館書店/ |
発売年月日 | 1994/07/15 |
JAN | 9784834011777 |
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わたしは歌う
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困難な時代や社会の中で生きる時、人は身の丈に合わない勇敢さを身に付けるか、屈服して打ちのめされるかを選ばなければならない。時には、ほとんどの時には、選択の余地のないこともある。 ミリアム・マケバの場合は、歌によって選択の余地を与えられた。 https://www.youtube...
困難な時代や社会の中で生きる時、人は身の丈に合わない勇敢さを身に付けるか、屈服して打ちのめされるかを選ばなければならない。時には、ほとんどの時には、選択の余地のないこともある。 ミリアム・マケバの場合は、歌によって選択の余地を与えられた。 https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%B1%E3%83%90
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1994年初版の、ミリアム(ゼンジ)マケバの自伝。2008年に他界した彼女は南アフリカを故郷とする歌手で、アパルトヘイトと闘う活動で大きな貢献をしたことで知られている。 この自伝の内容自体は、信心深い彼女自身の感じたことや体験、考えが中心で、「わたしは歌う」というタイトルの通り、...
1994年初版の、ミリアム(ゼンジ)マケバの自伝。2008年に他界した彼女は南アフリカを故郷とする歌手で、アパルトヘイトと闘う活動で大きな貢献をしたことで知られている。 この自伝の内容自体は、信心深い彼女自身の感じたことや体験、考えが中心で、「わたしは歌う」というタイトルの通り、彼女にとって歌とステージがどれだけ重要なものだったか、そしてその、歌い続けてきた歴史と変遷が記録されている。 とはいえ、その過程で彼女を襲ったさまざまな出来事、もちろん幸運もあるけれど、それを上回るほどインパクトのある、信じられないほど理不尽な仕打ちやトラブルの数々は、本当に想像を絶するようなものばかり。躊躇ない暴力、投獄、無いに等しい教育や医療。そしてもちろん、自由などどこにも無いような毎日の生活。 ある意味でサクセス・ストーリーでもあるミリアムの半生記は確かに興味深かったが、それ以上に衝撃だったのは、やはり上記のような差別の実態だった。 アパルトヘイトという制度が制度として廃止されたのはなんと、1994年。アメリカの公民権運動よりもさらにずっと後の、ほんのつい、最近のことである。制度がなくなったからといって、人心が一朝一夕で変わるはずもなく、きっと今でも、いわれのない差別に苦しむ人々が数えきれないほどいるのだろう、と考えるといたたまれない。
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