商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 1994/09/10 |
JAN | 9784061962897 |
- 書籍
- 文庫
魯迅
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魯迅
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講談社文芸文庫 竹内好 「 魯迅 」 魯迅の人物像を「文学者→啓蒙者→永遠の革命者」と捉え、近代中国が自己革新を図る上で 重要な役割(思想史的に孫文を毛沢東に媒介する役割)を持っていたとしている。 外国からでなく、国内から革命者が次々と出てくるところが中国の凄さと思う ...
講談社文芸文庫 竹内好 「 魯迅 」 魯迅の人物像を「文学者→啓蒙者→永遠の革命者」と捉え、近代中国が自己革新を図る上で 重要な役割(思想史的に孫文を毛沢東に媒介する役割)を持っていたとしている。 外国からでなく、国内から革命者が次々と出てくるところが中国の凄さと思う 著者が上げた魯迅理解のキーワード *寂寞 *文学の無力性〜文学と政治の関係 *魯迅の根本思想「人は生きねばならぬ」 *絶望の虚妄なることは正に希望と相同じ(絶望も希望も真実でない) 文学と政治の関係性について、文学は政治に対して無力としながら、文学による自己革新性を信じており、政治の変動が激しいほど、文学の純粋さが深まり、革命や抵抗を生むとしている 寂寞について *人の主張は、賛成を得れば前進を促し、反対されれば奮闘を促すが〜一向反応を示さない場合〜手の下しようもない。自分の感じたものを寂寞と名づけた *寂寞は、一日一日成長し、大きな毒蛇の如く、私の魂にまつわって離れなかった *自分自身の寂寞は駆除しなければならなかった。それは私にとって苦痛であったから 永遠の革命者 *永遠の革命者にとって、あらゆる革命は失敗であり〜革命の成功は、永遠の革命を信じて現在を「革命成功せず」として破却すること *革命とは当面の政治目標であるである。それは 抗戦にも救国にも変わりうる〜革命や救国に対して、文学は無力である 文学と政治の関係 *魯迅の文学は、現れとしては政治的〜その政治性は、政治を批判することによって与えられた政治性 *魯迅の得た自覚は、政治との対決によって得た文学の自覚 *文学は政治に対して無力なのである〜政治に対して有力なものは文学ではない *文学を生み出すものは政治である〜文学は政治の中から自己を選び出す〜革命は「文学の色彩を変える」のである *政治に迎合するのは文学ではない、真の文学とは、政治において自己の影を破却することである〜政治と文学の関係は、矛盾的自己同一の関係である *文学の生まれる根元の場は、常に政治に取り巻かれなければならない。それは文学の花を咲かせるための苛烈な自然条件である *政治の振幅が大きいほど、政治に自己破却を行う文学の純粋さが深まる
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[ 内容 ] “絶望の虚妄なることは正に希望と相同じい”と魯迅を引用し「絶望も虚妄ならば、人は何をすればよいか。 …何者にも頼らず、何者も自己の支えとしないことによって、すべてを我がものにしなければならぬ。 」と魯迅を追尋しつつ論及、昭和十八年遺書を書く想いで脱稿。 そして応召。 僚友武田泰淳の『司馬遷』とともに、戦時下での代表的名著。 [ 目次 ] 序章 死と生について 伝記に関する疑問 思想の形成 作品について 政治と文学 結語 啓蒙者魯迅 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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