商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 本の雑誌社/ |
発売年月日 | 1994/11/25 |
JAN | 9784938463427 |
- 書籍
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岸和田少年愚連隊
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岸和田少年愚連隊
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気になっていた作家、中場利一のデビュー作を読んでみた。中学・高校時代の自伝が書かれた文章はユーモアがあってとても面白い。ケンカにあけくれ何度も痛い目にあい、痛い目にあわせては懲りずに悪いこといっぱいしているのになぜか憎めない。ホントにおっかしくて笑っちゃうのです。中学のきまりで丸...
気になっていた作家、中場利一のデビュー作を読んでみた。中学・高校時代の自伝が書かれた文章はユーモアがあってとても面白い。ケンカにあけくれ何度も痛い目にあい、痛い目にあわせては懲りずに悪いこといっぱいしているのになぜか憎めない。ホントにおっかしくて笑っちゃうのです。中学のきまりで丸坊主にまつわるあれこれ。サッカー部でのしたたかな日々。高校入学に向けてのアイパー。気の利いた表現満載でたくさん笑わせてもらいました。競艇についてはへーっと知らなかったことを教えてもらいました。わくわくする気持ちが少しわかる気がした。岸和田の言葉は大阪の人にしたら相当汚く感じるものなのでしょうか?なじみがないと言葉そのものがピンと来なかったのだけれど地元色に十分染まったセリフは楽しめた。〜やんけー。いてもうたる。いてまうか。いちびってたらいてまうド。待ったらんかい。くおらーオンドレラー。言われたないわい。生で言われたら相当ガラ悪いんだろうな。男子中高生がケンカしたりする話はつい読みたくなる。「ワルボロ」「レボリューションNo.9」なども不良少年ものの名作だと思った。時代を映しながら、変わらぬものがそこにはあるのだなぁと心うごかされます。
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