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夏目漱石 いまも読みつがれる数々の名作を書き、人間の生き方を深く追究しつづけた小説家 伝記 世界を変えた人々20
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夏目漱石 いまも読みつがれる数々の名作を書き、人間の生き方を深く追究しつづけた小説家 伝記 世界を変えた人々20

三田村信行(著者)

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夏目漱石 いまも読みつがれる数々の名作を書き、人間の生き方を深く追究しつづけた小説家 伝記 世界を変えた人々20

1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 偕成社
発売年月日 1994/03/01
JAN 9784035422006

夏目漱石

¥1,760

商品レビュー

4.5

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2024/08/11
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※このレビューにはネタバレを含みます

児童書だから文字は大きいし、写真も多いし、簡単な言葉で書いてあるので、難しくはない。 夏目漱石の出生から書いてある。まずは、八番目の子……という数字にびっくりした。この時代だから、それくらい当たり前でそのうちの2人は死んでいるけど、それも当たり前の時代なんだよな。現代みたいに『産まれたら全員成人する』なんていう時代ではない。 夏目漱石は里子に出されて、その後養子にも出されている。なかなか、複雑な育ち。八番目ともなると、『厄介者』『要らない子ども』の扱いだったと。芸術家の要素がばっちし……と思ってしまった私は下種ですね。 実家は元裕福だったけど、漱石が産まれたころには傾きかけていたということも、漱石を育てられなかった理由らしい。 けれど、9歳の時に養子先の夫婦が離婚して実家に戻ることになった。戻ったはいいけど、兄弟たちとは年が離れすぎていて、親しみを感じることができず、父親も自分に期待していないことがわかり、距離を感じてすごした。唯一、母親だけが優しかったらしいけど、その母親も実家に戻って数年で亡くなってしまう。 ここまで読んで、まるで小説のような出来事だなと思ってしまった。いや。出来過ぎてる。これだけで小説が作れそうじゃん……と思ったら、自分で書いてるらしい。だよね。小説家なら、これ小説にするよねと思った私は(以下同文) 漱石の妻の鏡子は筆不精でイギリスの漱石に手紙をあまり書かなかったとなってた。でも、この時は赤ん坊の世話をしている時期なので、もしかして単に育児が大変で手紙どころではなかったのではとも思う。乳母がいたのかな。そういう子育ての手はどれくらいあったのかは書かれてないので分からないけど、経済的に楽ではないみたいなことも書いてあるのでやはり鏡子夫人が自分でやっていたのでは?と思うんだけど。男の都合だけ書くのはズルい。 イギリスで心を病んだ漱石は『狂人になった』と思われて、日本に呼び戻されたとある。 この頃の交通手段が手紙だけなのを考えると、こういうすれ違いはよくあることだったんだろうな。 縁があって、小説を書くようになるとそれが飛ぶように売れたとあった。 純文学だと思ってたけど、意外とエンタメ(大衆文化)系で売ってたということらしい。言われてみれば、『坊ちゃん』もキャラが立ちすぎていて、純文学よりはエンタメ……だな。 けど書くものは、身近な人物をモデルにしてるので家族からも苦情が出るほどだったと……。コアなファンは情報を掘り起こしてるかもしれないけど、そういうのは稀だろうな。 他の作品を読んだことはなかったけど、「女を男二人で取りあう」物語が多いらしいとあった。でもそれ、「女」は母親で、「男」の一方は父親、もう一方が自分というものを当てはめてるのではと思ってしまった。子供時代のあれこれを思うと、そういう構造だよね。 時代だと言えばそう。夏目漱石は「坊ちゃん」のような坊ちゃんだなと思う。「坊ちゃん」だけで満足してしまっている私は、伝記を読んでも他の作品に指が伸びそうにない。 私の偏見を蹴とばして新しい情報をくれる本に出合えることを祈ってる。 作家の人生を知るって、それはそれで楽しいけど……だから作品も読みたいと思うかは別問題。

Posted by ブクログ

2017/03/03

2017/03/03 図書館で児童書の棚から見つけた本でしたが、ふりがなこそつけてあるものの、文体は幼稚過ぎず、尚且つ分かりやすく漱石の一生について書かれている書籍で一気読みしてしまいました。いやいやながら大学の先生をやってても、学生から熱烈に支持される漱石、さすがですね。漱石の...

2017/03/03 図書館で児童書の棚から見つけた本でしたが、ふりがなこそつけてあるものの、文体は幼稚過ぎず、尚且つ分かりやすく漱石の一生について書かれている書籍で一気読みしてしまいました。いやいやながら大学の先生をやってても、学生から熱烈に支持される漱石、さすがですね。漱石の素晴らしさを感じるためには、やはり漱石の小説を読むしかないと思うので、なるべく時系列に沿って読んでみようと思います。ただ『吾輩は猫である』が貸し出し中だったので、『坊っちゃん』から読みます。

Posted by ブクログ

2017/01/01

子供が小学校の図書館から冬休み中に借りて来た本。 子供向けの伝記であるが、漱石の周りの出来事だけではなく、漱石の作品を通じて漱石の人となりや作品そのものの位置付けまでを説明する。 漱石の作品を読んだことのない子供が読んでも分かりにくいところがあるとは思うが、大人が読んでも十分に...

子供が小学校の図書館から冬休み中に借りて来た本。 子供向けの伝記であるが、漱石の周りの出来事だけではなく、漱石の作品を通じて漱石の人となりや作品そのものの位置付けまでを説明する。 漱石の作品を読んだことのない子供が読んでも分かりにくいところがあるとは思うが、大人が読んでも十分に面白い。 漱石の作品をまた読みたくなる。

Posted by ブクログ

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