商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社/ |
発売年月日 | 1994/01/25 |
JAN | 9784087740493 |
- 書籍
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ジャガーになった男
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ジャガーになった男
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
以前TVで観たことがある、スペイン・コリア村のハポン姓。 そのハポン姓を題材に選んだ著者の慧眼もさることながら、読み終わった後の見事な爽快感と一筆書きのような筆力にあっ!と言わされた。
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読後感が意外にサラリとしていて気持ちよかったです。まさかホントにジャガーになるとは(笑)。まだ佐藤氏の小説の特徴(オペラの様な突然の場面展開など)が顕著ではなく、初々しい作品でした。
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「になった」であって「と呼ばれた」ではない!〜伊達家の遣欧使節の一人となった斉藤小兵太寅吉は洗礼名をミゲルとされた。イスパニアは斜陽の国となり,欧奥州への援軍など期待はできない。セヴィージャで知り合ったイタルゴの妹と深い仲になるが,祝言を挙げる費用はない。使節団の仲間は日本に帰国...
「になった」であって「と呼ばれた」ではない!〜伊達家の遣欧使節の一人となった斉藤小兵太寅吉は洗礼名をミゲルとされた。イスパニアは斜陽の国となり,欧奥州への援軍など期待はできない。セヴィージャで知り合ったイタルゴの妹と深い仲になるが,祝言を挙げる費用はない。使節団の仲間は日本に帰国したが,戦国の世が去った日本に未練はなく,金を稼ぐためにイスパニアの兵となり北ドイツ・オランダ戦線へと赴く。オランダから敗退すると兵としても解雇されてしまい,女性は精神に障害を起こしてしまう。次のピサロになろうとペルーに出かけるが,インディオに捕らえられ,イスパニアから現地人を救う英雄として祭り上げられる。ジャガーなら虎も同じと名乗り,イスパニアの砦を陥落させるが,苦楽を共にした友を救おうとしてイスパニア軍に捕らえられ,反逆の罪刑として死刑を宣告される。刑吏の隙をついて腹を切ったトラはジャガーとなって生まれ変わる〜文章が巧い! 本当にこんな日本人が居たような気がしてくる・・・本当にいたかもしれないと思うのは彼の後の作品には必ずモデルがいるからだ。どうなの?
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