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殺人百科
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殺人百科

コリン・ウィルソン(著者), パトリッシアピットマン(著者), 大庭忠男(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 彌生書房
発売年月日 1993/10/15
JAN 9784841506785

殺人百科

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2026/04/18

 ――実存主義。それは、人間の存在を客観的に評価することで、自己のあり方・生き方の探究を目的とした思想。そして、他者の実存――どう生きたかを知ることは、それを鏡とすることで、改めて自己を見つめ直すための材料となる。そして、芸術家が良い意味で強い実存を持つ者とするなら、犯罪者は悪い...

 ――実存主義。それは、人間の存在を客観的に評価することで、自己のあり方・生き方の探究を目的とした思想。そして、他者の実存――どう生きたかを知ることは、それを鏡とすることで、改めて自己を見つめ直すための材料となる。そして、芸術家が良い意味で強い実存を持つ者とするなら、犯罪者は悪い意味で強い実存を持つ者となる――。  本書は実存哲学の立場から、犯罪者――特に殺人者の実存を追求することで、人間存在そのものの実存への切りこみを目的とした、15世紀から20世紀前半までに欧米で記録された「殺人の百科事典」である。ただし、原著は三百超の殺人者を収録しているが、訳書である本書は、訳者の判断で厳選された六十の殺人者が収録された抄訳(原文の要点や一部のみを抜き出して翻訳すること)となっている。  それでも、その内容は刺激的だ。人を殺さずにはいられない男。死体のコレクションを楽しむ女。旅人を食料にし続ける食人一家。彼らを一括りに「異常者」とレッテル貼りして片付けることは簡単だが、それでは「なぜ彼らはこのようなことをしたのか」を、そして「なぜ私たちはこのようなことをしなかったのか」を考察する機会が得られない。  例えば、本書に収録されている「戦争犯罪」は三例のみだが、ここからは、企業に勤める凡人が、上司または上層部にグレーまたは違法行為の実施を指示されて、それに唯々諾々と従ってしまうという、現代では時々出てくる問題と同質の「実存の根」が確認できる。犯罪者を実存哲学の立場から見る、というのはこういうことだ。  なお、続編として、六十年代から八十年代の犯罪者を取り扱った『現代殺人百科』も刊行されているので、本書の収録内容に不満がある人には、そちらもお薦めする―――ただし。  ニーチェが「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいている」と言ったように、「鏡をのぞく時、その中にいる者もまたこちらをのぞいている」。鏡に夢中になりすぎて、惹き込まれないようにご用心。

Posted by ブクログ

2006/08/06

「暗黒のまつり」のデータがない! コリン・ウィルソンといえばまず、「アウトサイダー」と「暗黒のまつり」だと思うのだが。 実存主義の面から殺人を追いかけた本。ジャック・ザ・リッパーから戦争犯罪まで。

Posted by ブクログ

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