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ここだけの話
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ここだけの話

ジュリアンバーンズ【著】, 斎藤兆史【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社/
発売年月日 1993/04/30
JAN 9784560044841

ここだけの話

¥2,136

商品レビュー

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2012/04/23

前にこの方の料理エッセイを読んで面白かったので他の作品も読んでみようと図書館で借りて読みました。話は一言で言えばありがちな嫌な話ですがこの小説はあらすじが書きたくて書かれたものではないのだと言う事を後書きを読んで納得しました。 同じ出来事でも語る人の視点によってずいぶん印象が変...

前にこの方の料理エッセイを読んで面白かったので他の作品も読んでみようと図書館で借りて読みました。話は一言で言えばありがちな嫌な話ですがこの小説はあらすじが書きたくて書かれたものではないのだと言う事を後書きを読んで納得しました。 同じ出来事でも語る人の視点によってずいぶん印象が変わってしまうものですがこの作品では作中人物がさほど自分を美化することなくそれほど相手を貶める事なく書かれており(まあ程度によりますが)大元の事実はそれほどブレていないな、と思いました。 三角関係の話だと当事者達に話を聞くとまるで違う出来事のように感じられるものですがそれがあまりなかったかな、と。普通、間男と亭主の双方から話を聞いたら同じ事実でもまるで違う話のように聞こえたりしますけれどもね。 小説の趣向としては面白い趣向だと思いました。でもオリヴァーは嫌いだし、ジリアンも嫌いです。かと言ってスチュアートが好きな訳でもないのですがやはり一番の被害者は彼だと思います。どうしても同性への点が辛くなる、と言う後書きの名言どおり、私としてはジリアンには何も同情を感じません。それにしても女性はロマンティックなモノを好む割に現実的な生き物だなあとつくづく思いました。ハイ。

Posted by ブクログ

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