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音の手がかり 新潮文庫
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音の手がかり 新潮文庫

デイヴィッドローン【著】, 平田敬【訳】

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音の手がかり 新潮文庫

727

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 1993/01/25
JAN 9784102397015

音の手がかり

¥727

商品レビュー

3.8

4件のお客様レビュー

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2018/12/26

1990年発表作。主人公は元音響技師ハーレック。映画撮影中の事故で全盲となるが、聴覚はより一層鋭敏となり、繊細な音の違いを聞き分ける能力に長ける。さらに、記録した音から実体を掴み取るテクノロジーにも精通する。以上が前提となり、リアリティよりも、音のみで謎/事件を解決していくスリル...

1990年発表作。主人公は元音響技師ハーレック。映画撮影中の事故で全盲となるが、聴覚はより一層鋭敏となり、繊細な音の違いを聞き分ける能力に長ける。さらに、記録した音から実体を掴み取るテクノロジーにも精通する。以上が前提となり、リアリティよりも、音のみで謎/事件を解決していくスリルの創出に作者の主眼がある。 物語自体はいたってシンプルで、ハーレックの姪を誘拐した犯人グループの所在を、電話から流れてくる音を頼りに突き止め、奪還へと導くというもの。音を手がかりとした捜査法は新鮮だが、幾つもの好条件をクリアすることが必須であり、展開にはやや荒さが目立つ。さらに、誘拐事件であるにも関わらず、被害者の身内にしか過ぎない素人に警察やFBIが頼りっぱなしという流れには違和感が残った。 とはいえ、駄作では無く、多少の中弛みはあるものの、クライマックスとなる身代金受け渡しでのシーンは高い緊張感に包まれ、劇的だ。障害を負った主人公が悲嘆に暮れるのではなく、堂々と前向きに生きようとしている点にも好感が持てる。舞台となるシカゴの地形や雪が降り積もる真冬の設定も、プロットにしっかりと活かしている。 本作は好評だったようで、以降シリーズ化された続編も飜訳されている。

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2017/11/08

久しぶりの海外ミステリーです。 見たことは無いけど、なんかこれに似た盲目の探偵の話が、日本のテレビシリーズであったような。でも違うんでしょうね。 かなりのハイテクと勘に頼りながら、主人公がどんどん犯人の居場所を絞り込んでいきます。一種のア−ムチェア・ディテクティヴ物の雰囲気が...

久しぶりの海外ミステリーです。 見たことは無いけど、なんかこれに似た盲目の探偵の話が、日本のテレビシリーズであったような。でも違うんでしょうね。 かなりのハイテクと勘に頼りながら、主人公がどんどん犯人の居場所を絞り込んでいきます。一種のア−ムチェア・ディテクティヴ物の雰囲気があって、なかなか良く出来ています。ただ、最期の方はちょっとね。盲目の主人公が表に出るのは如何なものかと。 とは言え、なかなか読ませる作品でした。

Posted by ブクログ

2011/08/25

著者に関するウェブサイト Home - David L. Hoof(←本名) http://www.littlegods.net/index.htm David L. Hoof - Wikipedia, the free encyclopedia http://en.wikipe...

著者に関するウェブサイト Home - David L. Hoof(←本名) http://www.littlegods.net/index.htm David L. Hoof - Wikipedia, the free encyclopedia http://en.wikipedia.org/wiki/David_L._Hoof

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