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日本の景観 ふるさとの原型 ちくま学芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 1993/01/08 |
JAN | 9784480080349 |
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日本の景観
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商品レビュー
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日本の景観、もっと言えば、日本人が好む景観を類型化する。 盆地、谷、山の辺、平地の4つである。 西欧は凸型で男性的、日本は凹型で女性的。甘えの構造。 東北沿岸の人たちが、海辺に戻ってしまうメカニズムもよく理解できた。
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本書は1981年に春秋社から出版されたものであり,私の手元にあるのはちくま学芸文庫になったもの。 風景・景観に関する論文は2013年に『地理学評論』に発表した内容で一段落つけたが,同テーマで講義は続けているので,本来読むべき基本文献は読んでおこうかと思う今日この頃。著者は1975...
本書は1981年に春秋社から出版されたものであり,私の手元にあるのはちくま学芸文庫になったもの。 風景・景観に関する論文は2013年に『地理学評論』に発表した内容で一段落つけたが,同テーマで講義は続けているので,本来読むべき基本文献は読んでおこうかと思う今日この頃。著者は1975年に『景観の構造――ランドスケープとしての日本の空間』(技報堂)を出しているが,そちらはまだ読んでいない。本書は裏表紙にも「景観工学の代表作」とあるが,読んでみるとあまり工学的な印象を受けない。 序章 風景の成長と代償風景の創造 第1章 日本の自然観と風景観 第2章 日本の景観 1 盆地の景観 2 谷の景観 3 山の辺の景観 4 平地の景観 5 日本の景観の原型 第3章 生きられる景観 1 美しい景観と生きられる景観 2 自然の景観と生きられる景観 3 都市の自然と生きられる景観 4 都市の景観と生きられる景観 5 最後に まあ,本書の副題が1970年代の本質主義的な雰囲気を醸し出しているが,先日紹介した牧口常三郎の『人生地理学』との類似性を感じざるを得ない。1900年前後の地理学の書物はナショナリスティックな色彩が濃いが,第2章はそれに近いものがある。しかし,第3章では最近翻訳されたアプルトン『風景の経験』をかなり利用していたり,山水画やドイツの風景画家フリードリヒの話にまで及び,風景美の普遍性を追求しようとする。 タイトルには景観が用いられているが本文中では「風景」の使用も多い。その辺のこだわりはないのだろうか。全体的に各論の連続で総論的な議論も意外にない。結局,景観や風景とはなんなのだろうか。
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感性に重点を置いた上で、日本の基本的・伝統的な景観(山辺、水辺など)を分類・分析している。 日本における景観を語る上で、基本となる知識や解釈が詰まっている。 読み物としても面白い。 (研究室)
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