商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
| 発売年月日 | 1992/11/10 |
| JAN | 9784167519025 |
- 書籍
- 文庫
森に降る雨
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森に降る雨
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
エッセイ集である本書は、著者の独自の視点から描かれた日常の出来事や思い出が繊細かつリリカルに綴られています。特に、中高生の頃のエピソードが印象的で、青春の一瞬を切り取ったような感覚が読者を引き込みます。例えば、夏休みの終わりに家出から帰る少年の心情や、豪雪の中での思い出が、彼の感受性豊かな筆致で描かれています。また、作品にはフィクションとノンフィクションの曖昧な境界が感じられ、著者のセンスが光ります。過去の連載がもとになっているため、時代背景や著者の成長も垣間見え、読者にとっては懐かしさと新鮮さが共存する一冊となっています。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
1989年刊。エッセイ、43篇を収める。 関川夏生、風体から予想される豪放さとは違って、エッセイは繊細でリリカル。このギャップが堪らない。中高生の頃のことを書いたエッセイがとくに際立っている。 「夏休み。一九六五年」。高一、夏休みの終わる日の朝、3週間の家出旅から、なにごともなか...
1989年刊。エッセイ、43篇を収める。 関川夏生、風体から予想される豪放さとは違って、エッセイは繊細でリリカル。このギャップが堪らない。中高生の頃のことを書いたエッセイがとくに際立っている。 「夏休み。一九六五年」。高一、夏休みの終わる日の朝、3週間の家出旅から、なにごともなかったかのように帰宅。午後には、自転車で市営プールに出かけてゆく。街並みが、風景が、知ったはずのなにもかもが、初めて見るかのように新鮮に感じられる。さあ、明日から新学期。 「雪は降り積む、思いは沈む」は「38豪雪」の時のエピソード。雪国の少年の思いが綴られている。住んでいた長岡の市街地も、数日で4メートル以上の降雪があった。このエッセイ、なんと、映画『シェルブールの雨傘』のラストシーンで始まるのだ。
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本書はエッセイ集である。 本書に収載されている文章は、一部を除いて、「コミックアクション・キャラクター」(双葉社刊)誌上に、1987年から1988年にかけて連載されたものであるとの説明がある。「コミックアクション・キャラクター」って何だろうと思いネットで調べてみると、それは、「別...
本書はエッセイ集である。 本書に収載されている文章は、一部を除いて、「コミックアクション・キャラクター」(双葉社刊)誌上に、1987年から1988年にかけて連載されたものであるとの説明がある。「コミックアクション・キャラクター」って何だろうと思いネットで調べてみると、それは、「別冊漫画アクション」が1986年9月12日号から改題されたものであるらしく、1991年までの5年間で休刊・廃刊となったものであるようだ。 そういえば、関川夏央は、双葉社から発行されていた「週刊漫画アクション」に「海峡を越えたホームラン」というノンフィクションを書いていたはずだ。これもネットで調べてみると、1983年6月から1984年7月まで連載されていたようである。なにしろ古いことなので、時代の前後関係が既に曖昧ではあるが、「週刊漫画アクション」には、いしいひさいちの「がんばれ!!タブチくん!!」や、「博多っ子純情」「ルパン三世」「じゃりん子チエ」等の面白い漫画が連載されていたはずで、大学生の頃から新人サラリーマンの頃にかけてはよく読んでいた記憶がある。「海峡を越えたホームラン」もそこで読んでいた記憶があるし、そうやって考えると、未だに関川夏央が好きで読み続けているきっかけとなったのは、「週刊漫画アクション」だったのだ。 冒頭の「コミックアクション・キャラクター」は読んだ記憶はないが、同じ双葉社からの発行であり、「週刊漫画アクション」の流れをくんだものなのだろう。 関川夏央は1949年の生まれなので、本書収載のエッセイが連載されていた1987年から1988年は、彼の30代後半であり、また、「海峡を越えたホームラン」や、その前の「ソウルの練習問題」等で、世に出てから数年後にかかれたエッセイである。率直言って、後年の関川夏央ほど文章はうまいと感じなかったし、エッセイそのものも、さほど面白いと思えないものだった。ということは、関川夏央という人は、40歳を超えてからエッセイの文章が上手になり、また、面白いものを書くようになった人なのだろう。大器かどうかは分からないが、晩成ではある。
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フィクションとノンフィクションの淡い境目。キレイにまとめるために、いろいろ盛り込まれていると想像。それ自体が作家の素晴らしいセンスだから非難しているのではない。
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