新興宗教オモイデ教

大槻ケンヂ【著】

• 販売会社／発売会社: 角川書店/
• 発売年月日: 1992/02/29
• JAN: 9784048726924

商品レビュー

2014/08/06

「彼女は望み通り確かに変わったのだ。彼女はそれをオモイデ教のおかげだと思っているだろうけれど、僕はそう思わない。彼女はつまらない男に何度もいろんな夜にいろんなところで抱かれてそうして変わっただけなのだ」

ゼロ年代以前のオカルト小説の香りが色濃くする小説、というのが第一印象。

呪術合戦のところに関しては特に思うところは今のところない。

ただ、ヒロインと主人公のやや屈折した関係性とか、催眠的に人を愛させることについての倫理性と正当性については考えさせられた。

宗教と恋愛が絡むとどうしてもダーティな方向に連想が働いてしまうし、それは当然だと思うけれど、そもそも恋愛というのは洗脳的だしある意味宗教的な側面もある。儀式なんかもしちゃったりするしね。

そういう意味で、恋愛と宗教というテーマ自体は掘り下げる価値があるのだということを気づかせてくれた一冊。

2008/10/18

もの凄い人だ、と
カルチャーショックを受けました

どういう脳をしてるんだろう
ちょっとカチ割って覗いてみたい！
そんな純粋な好奇心が湧きました

2008/08/08

おもしろかったー。

うっかり解説を先に読んでしまったばかりに、脳内イメージはすべて永井の豪ちゃん先生画です。
気が付けば男の友情物語になっておりました。いや、友情…？