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他者と共同体 ポイエーシス叢書12
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他者と共同体 ポイエーシス叢書12

湯浅博雄(著者)

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他者と共同体 ポイエーシス叢書12

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 未來社
発売年月日 1999/08/31
JAN 9784624932121

他者と共同体

¥3,850

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2016/08/13

バタイユの「死」に関する思索や、デリダの「差延」に関する議論などをゆるやかに結びつけながら、他者と共同体をめぐる問題圏において議論を重ね描く試みです。また、ランボーの『地獄の季節』を他者論として読み解いたり、三島由紀夫の考える共同体が「弱さ」に根ざしたものではなく実体的に考えられ...

バタイユの「死」に関する思索や、デリダの「差延」に関する議論などをゆるやかに結びつけながら、他者と共同体をめぐる問題圏において議論を重ね描く試みです。また、ランボーの『地獄の季節』を他者論として読み解いたり、三島由紀夫の考える共同体が「弱さ」に根ざしたものではなく実体的に考えられていたことを批判する論考が収録されています。 おそらく著者の思索の中心にあるのは、ブランショやナンシーらの共同体論だといってよいのではないかと思いますが、デリダやバタイユ、ブランショらの議論をていねいにフォローし彼らの思想を腑分けするというよりも、著者自身の言葉で「他者」や「共同体」、「死」や「コミュニカシオン」といった概念の周辺を逍遥しながら彼らの思索をゆるやかにとりまとめているという印象を受けます。 もちろん、こうした試みにも意味があるとは思うのですが、著者の文章がどちらかといえば悪文で、くどいと感じてしまうことが多いのが残念でした。

Posted by ブクログ

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