商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 1992/08/15 |
JAN | 9784061851320 |
- 書籍
- 文庫
わたしの京都
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私が大好きな中国人女性作家の衛慧が、渡辺 淳一が好きなのだという。雑誌の対談企画で会ったのだとうれしそうにブログに書いてあった。 渡辺淳一を読んだことのない私だ、何か読んでみようと思って、小説はどれもドロドロしてそうだったのでとりあえず読みやすいこのエッセイを。 さすが人気の...
私が大好きな中国人女性作家の衛慧が、渡辺 淳一が好きなのだという。雑誌の対談企画で会ったのだとうれしそうにブログに書いてあった。 渡辺淳一を読んだことのない私だ、何か読んでみようと思って、小説はどれもドロドロしてそうだったのでとりあえず読みやすいこのエッセイを。 さすが人気の大作家、京の描写はすごく美しい。 「日本人はみな京都的なるものを体のなかに秘めている」のだそうだ。 私も京都に憧れた時期がある。長い時間をかけて日本人の遺伝子に組み込まれた「京の都への憧れ」というのがあるのかもしれない。 それに人は新しいものにも興味を示すけど、長い歴史の中で残っているものや伝統あるものにも興味があるのかもしれない。 その憧れやイメージというものが、京都の価値を高めている。 京の女、京料理、京都の和服、「京」とつくだけで付加価値があがる。 また、祇園花街のことがこれでもかというくらい書かれていて、ちょっと前にはやった引退した祇園の芸妓さんの書いた本よりも確実に祇園のことがよく分かって、面白かった。 これほど「遊び」についてばかり書かれてあると、男ってやつはなんでこんなに遊び好きなんだか・・orzと思わなくもなかったけど。
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