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商品レビュー
3.7
4件のお客様レビュー
日常の些細な出来事を、淡々と綴られている。その中で、登場人物の仕草や身の回りにあるもの、街の雰囲気などについての表現が良かった。 最後の数ページは、物語に対してそれまでと違った印象を与えてくれるもので、読み手によって解釈が異なるかもしれないが、すごく深みがあって面白かった。
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「普段はこれといって何も起こらない」。 女性と出会い、旅をし、知人宅も訪れる。 どこにでもいそうな、普通の男性。 でも、どこか無機的で、表情がつかめない。 実態があいまい。何かが欠乏している。 「思考の流れ」に身をまかせ、閉所にこもる。 誰とも共有しない、危うく、内向的な思い...
「普段はこれといって何も起こらない」。 女性と出会い、旅をし、知人宅も訪れる。 どこにでもいそうな、普通の男性。 でも、どこか無機的で、表情がつかめない。 実態があいまい。何かが欠乏している。 「思考の流れ」に身をまかせ、閉所にこもる。 誰とも共有しない、危うく、内向的な思い。 生きることの困難、存在することの絶望。 それでも、生きているという、闇か光か。
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なにげない動きが、たまらなく面白い。たとえば、コースターを垂直に立ててそれを指一本で支えている、なんて書いてある。 フランスの小説、初めてだけれど、肩の力抜けて、楽しめた。 2008年5月読了。
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