日本ベストミステリー「珠玉集」(下) カッパ・ノベルス

日本推理作家協会【編】

• 内容紹介: 内容:兇悪のゴ-ルド 生島治郎著. 殺人時効と来訪者 大谷羊太郎著. 木の上の眼鏡 日下圭介著. ある放浪者の最期 小杉健治著. ドアX 島田荘司著. うそつき 都筑道夫著. 京都発、女難の相 中津文彦著. 評判悪いよ 眉村卓著. 勝ち逃げ 宮部みゆき著. 西郷暗殺 三好徹著. 余命の正義 森村誠一著. あの道が黄金色に染まる頃 山崎洋子著. 夜泣き電話 山村正夫著. 破産者の鎖 和久峻三著
• 販売会社／発売会社: 光文社/
• 発売年月日: 1992/08/25
• JAN: 9784334029975

商品レビュー

2022/06/25

1992年発行、光文社のカッパ・ノベルス。14編。精神障害がキーとなっている作品が数点。特に時が止まってしまったケースが2編。同じようなのは避けると思ったのだが、そうでないのだろうか。森村誠一『余命の正義』主人公の言いたいことは分かるが、しかし警官が丸め込まれていいものだろうか。宮部みゆき『勝ち逃げ』明るく終わる話はこの1点のみかもしれない。「勝ち逃げ」できているかどうかは別として。島田荘司『ドアX』主人公に現実を見させないといけない時代背景が悲しい。しかし、あれで治ってしまうのも面白いといえば面白い。

掲載作：『兇悪のゴールド』生島治郎、『殺人時効と来訪者』大谷羊太郎、『木の上の眼鏡』日下圭介、『ある放浪者の最期』小杉健治、『ドアX』島田荘司、『うそつき』都筑道夫、『京都発、女難の相』中津文彦、『評判悪いよ』眉村卓、『勝ち逃げ』宮部みゆき、『西郷暗殺』三好徹、『余命の正義』森村誠一、『あの道が黄金色〈きんいろ〉に染まる頃』山崎洋子、『夜泣き電話』山村正夫、『破産者の鎖』和久峻三、他：「『平成初頭推理小説事情』」新保博久、参考：初出誌一覧あり

編集委員：中島河太郎、山村正夫、石川喬司

2010/06/21

イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/4021461.html)
(収録作品)凶悪のゴールド(生島治郎)/殺人時効と来訪者(大谷羊太郎)/木の上の眼鏡(日下圭介)/ある放浪者の最期(小杉健治)/ドアX(島田荘司)/うそつき(都筑道夫)/京都発､女難の相(中津文彦)/評判悪いよ(眉村卓)/勝ち逃げ(宮部みゆき)/西郷暗殺(三好徹)/余命の正義(森村誠一)/ある道が黄金色に染まる頃(山崎洋子)/夜泣き電話(山村正夫)/破産者の鎖(和久峻三)