決定版 痔は切らずに治る 主婦の友健康ブックス

平田雅彦【著】

• 販売会社／発売会社: 主婦の友社/
• 発売年月日: 1991/04/23
• JAN: 9784079372152

商品レビュー

2010/02/11

(2006.05.13読了)(2005.10.29購入)
数年前は、肛門から時々何かはみ出してきて、簡単に押し込むことができ、時には、排便の際に鮮血で、便器が真っ赤になったりする程度でした。
最近は、排便のたびに肛門から何かはみ出し、簡単には引っ込んでくれません。会社に出て椅子に座っているうちに引っ込んでくれるので、平日は、さほどの不快はありません。問題は、休日です。座布団を敷いて胡坐を組んだ状態で過ごしていると、はみ出したものが引っ込んでくれません。展覧会を見に出かけて、立ちっぱなしの状態でも同様です。
そろそろ医者に行くしかないかということで、この本を読んでみました。
人類が、痔になりやすいのは、排泄の合図が来てもすぐ排泄してしまえるとは限らず我慢してしまうためだそうです。痔の自覚症状のある人は、4割ほどだそうですが、死亡者を解剖して調査した結果では、7割が痔だったそうです。
痔というのは、人類にとって、割と当たり前の病気？ということです。

●痔が発生する仕組(12頁)
肛門の奥、直腸との境目には、静脈叢という弾力性のある血管のクッションが、一周ぐるっと巻いている。そのクッションがまるで古びたソファーのように、所々ほころびて飛び出したものが、痔の中で最も多い内痔核である。静脈叢が垂れ下がる原因は、過重な腹圧をかけることにある。
●ちょうどよい硬さの便(73頁)
ちょうどよい硬さの便を出すためには、食物繊維たっぷりの食事を取って便の量を増やし、腸内の便の滞留時間を程よく短くすることである。
●便意(86頁)
まず直腸に便が入ってきて、直腸が膨らむと、自動的に内肛門括約筋が緩む。それとは別に、一方で神経が脊髄を介して、脳の中枢まで、｢直腸に便が到着しましたよ。どうぞ外肛門括約筋を緩めて排便してください｣というメッセージを届ける。そのメッセージを、私たちは｢便意｣と感じて、トイレに入って排便するのである。
届けられたメッセージが我慢という拒否にあうと便意がしぼんでしまう。

著者　平田　雅彦
1953年　東京生まれ
1981年　筑波大学医学専門学群卒業
平田肛門科医院　三代目院長

（「BOOK」データベースより）amazon
なんと日本人の3人に1人が痔主、痛い苦しい恥ずかしい不安も解消。切らずに治せる痔のハンドブック。