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トルコのもう一つの顔 中公新書1009
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論社 |
| 発売年月日 | 1991/02/25 |
| JAN | 9784121010094 |
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トルコのもう一つの顔
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トルコのもう一つの顔
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商品レビュー
4.3
54件のお客様レビュー
最近、在日トルコ人と親しくする機会が増えてきたのだが、トルコの文化や歴史を殆ど知らないことに思い至り、トルコ関係の著書を読んでみようと。 オスマン帝国、ペルシャ絨毯、ターコイズ、ケバブ この辺りくらいの知識しか持ち合わせず、親しくするならば、まず学ぼうと。 本書は言語学を生...
最近、在日トルコ人と親しくする機会が増えてきたのだが、トルコの文化や歴史を殆ど知らないことに思い至り、トルコ関係の著書を読んでみようと。 オスマン帝国、ペルシャ絨毯、ターコイズ、ケバブ この辺りくらいの知識しか持ち合わせず、親しくするならば、まず学ぼうと。 本書は言語学を生業とする著者がフィールドワークで得たトルコ事情について書かれたもの。 一口にトルコ人と言っても、実に多くの民族がいることを知る。 トルコ人、クルド人、ザザ人、アラブ、アルメニア、アッシリア、アルザス、チェルケズ、トラキア、ラズ、アブゼフ...と、実に多い。 本書の出版が1991年であり、30年近く前のトルコなので国策については今では変わっているのだろうか。 近年、メディアに取り上げられるクルド人問題を目にすることがあるが、その背景を少しでも知れた。 同じトルコ人の中でも、その見方は様々なのだ。 改めて中東文化を深掘りしてみよう、知識欲を刺激されました。
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トルコの建前と少数民族の迫害。今日本にクルド人問題が立ち上がっているが、クルド人のなんたるかを思いがけず知ることができた。 関連書籍も読みたい。
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小島剛一氏の「トルコのもうひとつの顔」について語っていく。氏はトルコ政府に対して直に影響を与えた言語学者として有名であり、本書は続編まで作られるほどになったベストセラーである。内容を要約すると、氏が30~40の間(西暦1970~1980年代)に行ったトルコの少数民族に向けた言語研...
小島剛一氏の「トルコのもうひとつの顔」について語っていく。氏はトルコ政府に対して直に影響を与えた言語学者として有名であり、本書は続編まで作られるほどになったベストセラーである。内容を要約すると、氏が30~40の間(西暦1970~1980年代)に行ったトルコの少数民族に向けた言語研究の成果と、それに対する政府の対応について語られている。当時のトルコ政府は「トルコ国内に住む人間は皆等しくトルコ人であり、国内言語はトルコ語以外ない」という姿勢だった。しかしトルコという国は多民族国家であり、全員が全員トルコ人というわけでは当然なかった。しかしトルコ政府はそれを隠蔽し、弾圧や法的措置を施した末に、先述のような対応を露にした。氏が言語学者であることもあって、本書のメインテーマは言語の弾圧である。いわゆる母国語で話す人権というものを無視し続けた政府の愚かさにフォーカスしている。現地で使われていた言語(ザザ語やクルド語など)はトルコ語の方言として片付けられてしまっており、そこに独立性があるとは思えないというのが政府の認識であった。しかし専門知識のある氏曰く、クルド語もザザ語も方言では済まされないほど独立した言語であることが本書を通して次第に分かってくる。しかしどれだけ明白になっても認めようとせず、あろうことか逆上してくる政府には氏も手を焼いたらしい。実際、トルコ政府が本当の意味で反省を見せることはなく、最終的に氏も国外追放されて話は終わる。国外追放のあとに本書を執筆し、トルコ政府に改革をもたらしたらしい。驚くべき情熱とアクティブさである。俺が同じ言語学を学びトルコに興味を持ったとしても、きっと同じ真似はできないだろう。氏がそうした無茶を出来たのは、やはり病的なまでのトルコ愛が根本にあったのだろう。追い込まれる度に好戦的になっていく氏の姿は、カッコよくもありやはり病的でもあったが、成果を出してしまった以上ただのすごい人である。
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