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グレン・グールド 孤独のアリア
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グレン・グールド 孤独のアリア

ミシェルシュネデール【著】, 千葉文夫【訳】

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グレン・グールド 孤独のアリア

2,093

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 1991/02/25
JAN 9784480871824

グレン・グールド 孤独のアリア

¥2,093

商品レビュー

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2018/10/18

P22 ひとりでいることは孤独の中にあることとは違う。孤独という言葉は、確かに他に誰も一緒にいる人間がいなくとも、自分を相手としている状態を語るものとしたい。ひとりでいようがそれとも他の人間と一緒にいようが、自分を相手としていない時間(中略)を自己喪失と呼びたい。 P64 なお...

P22 ひとりでいることは孤独の中にあることとは違う。孤独という言葉は、確かに他に誰も一緒にいる人間がいなくとも、自分を相手としている状態を語るものとしたい。ひとりでいようがそれとも他の人間と一緒にいようが、自分を相手としていない時間(中略)を自己喪失と呼びたい。 P64 なおもパラドックスはある。閉じこもった人間でありながら、レコード、ラジオないしテレビ放送、文章を通じて、グレン・グールドほどに自分の本質的真実を他の人間に伝えることができた人間はまずいない。(中略)彼の場合、不在とは、いわば、より強力な存在のあり方なのだ。グールドは聴衆を必要とし、もっと多数の熱心な聴衆が彼のもとにやってくるように距離をおくすべを知っていた。 P131 ハープシコードは適切で明快な反応をもって答え、期待通りの働きをするので、不可解も闘争もない。(中略)ピアノはなかなか言うことを聞かず抵抗する。(中略)ピアノは問いかける。グールドは彼方に向かおうとするこのピアノ特有の誘いを愛した。 P142 距離は何色をしているのだろう。グールドは色彩を嫌った。(中略)グールドはいわゆる色彩豊かな音を出すピアニストではなかった。

Posted by ブクログ

2005/06/05

グールドの伝記は何冊も読んでいるが、この作品が、最も、彼の内面を捉えていると感じた。慣れるまでは読みやすくはないが、グールドに生涯付きまとう孤独が浮き彫りにされている。伝記と呼ぶには、あまりに美しい一冊である。

Posted by ブクログ

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