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白い航跡(上)
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白い航跡(上)

吉村昭【著】

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白い航跡(上)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 1991/04/01
JAN 9784062053310

白い航跡(上)

¥1,282

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2021/10/01

薩摩藩で大工を営む高木喜助の長男・藤四郎(高木兼寛)が、幕末・明治の揺籃期にかけて、医学の道に専念し海軍軍医総監(少将)まで昇りつめ、海軍兵士に頻発する脚気の撲滅に尽力した不撓不屈の生涯に迫った、吉村昭氏の長編歴史小説です。薩摩藩の隊付き医師として、鳥羽伏見の戦、彰義隊討伐、会津...

薩摩藩で大工を営む高木喜助の長男・藤四郎(高木兼寛)が、幕末・明治の揺籃期にかけて、医学の道に専念し海軍軍医総監(少将)まで昇りつめ、海軍兵士に頻発する脚気の撲滅に尽力した不撓不屈の生涯に迫った、吉村昭氏の長編歴史小説です。薩摩藩の隊付き医師として、鳥羽伏見の戦、彰義隊討伐、会津戦争に従軍した兼寛は、鉄砲や大砲で負傷した官軍兵士の外科手術法を学んでいないため、救える命を救えないもどかしさに我が身を恥じたことが、後年英国に留学しセント・トーマス病院で勉学に励み、凱旋帰国する稀代の人物となっていくのでした。

Posted by ブクログ

2018/03/05

当時大問題だった脚気の予防にとりくみ、観察と実験を基に海軍の食事改革を実行して、日本の「疫学」の祖とも言われる高木兼寛を描いた歴史小説で、彼の視線から幕末・明治の医学・医療と社会を垣間見ることができる。物語は戊辰戦争(薩摩藩軍医として従軍)から始まり、淡々とした描写にくじけそうに...

当時大問題だった脚気の予防にとりくみ、観察と実験を基に海軍の食事改革を実行して、日本の「疫学」の祖とも言われる高木兼寛を描いた歴史小説で、彼の視線から幕末・明治の医学・医療と社会を垣間見ることができる。物語は戊辰戦争(薩摩藩軍医として従軍)から始まり、淡々とした描写にくじけそうになったが、これは後の活躍の様々な伏線であった。鹿児島と英国医学の深いつながりを初めて知り、大河ドラマ等でなじみのある歴史事象も数々登場する。 彼の業績は多岐にわたり、本書で触れて欲しいが、その一つは英国留学時にナイチンゲール創設の看護婦学校で養成された看護師に感銘を受け、日本初の看護婦教育所を設立したことである。

Posted by ブクログ

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