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アン・ブリンの生涯
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アン・ブリンの生涯

キャロリーエリクソン(著者), 加藤弘和(訳者)

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アン・ブリンの生涯

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 芸立出版/
発売年月日 1990/08/10
JAN 9784874660546

アン・ブリンの生涯

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2010/03/19

ヘンリー8世の若き日から始まり、後に2番目の王妃となるアン・ブリンの人生を描いていきます。 王の妹がフランス王に嫁ぐのに随行して、わずか12歳ぐらいでフランス宮廷の侍女となったのは異例のこと。 その王は間もなく亡くなって代替わりしたのですが侍女として残り、教養を身につけます。 色...

ヘンリー8世の若き日から始まり、後に2番目の王妃となるアン・ブリンの人生を描いていきます。 王の妹がフランス王に嫁ぐのに随行して、わずか12歳ぐらいでフランス宮廷の侍女となったのは異例のこと。 その王は間もなく亡くなって代替わりしたのですが侍女として残り、教養を身につけます。 色黒で典型的な美人ではないものの男を惹きつける魅力に溢れ、流ちょうなフランス語とダンス、堂々とした物言いや立ち振る舞いといった点で抜きんでていたという証言はいくつも残っているようです。 ヘンリーは30代で体格がよくエネルギッシュ。しかし跡継ぎが出来ず、内外の政治にも失望し始めていた。王の深い恋は彼女が予想した以上の熱情であったとか。 女の子では王位を継げないと日本人は考えがちだけど、そうでもないみたい…共にフランスやスペインと戦う王子が何人も欲しかったみたいですね。 アンは嫉妬深くきつい態度で結婚後に王の心は離れてしまうが、男児を生めなければ優しくしてもダメだったのだろう。 王妃キャサリンを追い出した成り上がりのアンに民衆の人気はなかったが、ヘンリーが既にアンより10歳も若い相手に浮気し、無実が明らかな不倫の咎での処刑には一転して同情されるようになったそう。 記録が残っている物と推測が区別してあるのがいいですね。 絶対王政へと時代が大きく転換する時代。 宗教改革の引き金となったアン・ブリンは、歴史の作者と呼ばれているとか。 混迷する各国の情勢、フランス宮廷の爛熟ぶり、中世的な荒々しさなど、異世界にタイムスリップする心地。

Posted by ブクログ

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