商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ニッポン放送出版 |
発売年月日 | 1990/10/31 |
JAN | 9784594006426 |
- 書籍
- 新書
富士通版 大企業病をぶっとばせ!
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富士通版 大企業病をぶっとばせ!
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概要 1980年代に注目された大企業業が90年代に入り治ったのか?という切り口から、 大企業病を定義する要素をラジオ番組に寄せられたコメントの再構築でまとめている。 「気配りの10に8つは社内向け」など、45の警句集がわかりやすい。 所見 1990年10月31日初版という古い本であるが、2016年時点でもいわゆる日系大企業の状況は変わらない。この間、国内でも阪神大震災にバブル崩壊、リーマンショックに東日本大震災にと価値観を一変するような天変地異級のイベントが複数あったにも関わらず、変わらないのがある意味すごい。無論、技術革新、特にITの革新により情報そのものや情報の流通を扱う業界では多くの新興企業が立ち上がりその地位を確固たるものにしている。それでも、日系大企業の本質は変わらない。 変わる必要がないというならそれまでだが、自分はよくても周りが変わっていることを認識しないとどうにもならない。なお、本書では女性活用の重要さが指摘されている。これにしてもいまだにダイバーシティとは何か?推進しなくては!みたいな議論をしているのが日系大企業のレベルなのだから本当に変わらないのだなあと思うしかない。まあ、本書にあってさすがに今は無いなと思いたいのは「仕事中にスポーツ欄を読んでいるような状況」くらいだが、実際には再雇用者でそんな人とかもいるというのが実感、なお悲しい・・・ 大企業病を一言でいえば、”部分最適で自社/自組織の都合優先の価値観の顕在化”と言える。 この価値観では、本来は正しいことが自社にとって都合が悪いので無視するから危機感はない、 エンドユーザーではなく上司を見るから、意思決定プロセスが冗長で遅く、イエスマンが優遇される。
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