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アフリカ ポレポレ 親と子のセレンゲティ・ライフ 新潮文庫
427円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1990/02/25 |
JAN | 9784101198118 |
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アフリカ ポレポレ
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アフリカ ポレポレ
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商品レビュー
4
17件のお客様レビュー
アフリカでの暮らしを…
アフリカでの暮らしを書いたエッセイ。自然環境はいいだろうけど、暮らしてみるというのもすごい。
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旅行記って結構好きなんだけど、自分で旅行するなら清潔で安全なお行儀の良い観光ルートしか無理だなと再確認してしまう。アフリカはまず無理ぃ。 もしどこでもドアがあっても国内の移動で満足しちゃうタイプ。 タンザニアなのでアルーシャ(地名)とか出ると、あっサンストーンやムーンストーンで有...
旅行記って結構好きなんだけど、自分で旅行するなら清潔で安全なお行儀の良い観光ルートしか無理だなと再確認してしまう。アフリカはまず無理ぃ。 もしどこでもドアがあっても国内の移動で満足しちゃうタイプ。 タンザニアなのでアルーシャ(地名)とか出ると、あっサンストーンやムーンストーンで有名なとこ!ってなったり。 まぁ動物写真家の岩合さんの奥様の手記なので鉱物は出てこないんだけども。 4歳のお子さん連れてよく行ったなぁと思う…。 そんな娘ちゃん語録はいろいろあるんだけど、一番ぐっときたのは悩みについて。 ママの幸福について、どうしたら日本へ返すことが出来るのかとか、父親が良い写真を撮れないかなぁとか。 ほんの4つとか5つの子がそういう事言っちゃうんですよ。 確実に周囲の環境のせいなんだけども、せつないやらもどかしいやらで顔がぎゅっとしちゃいましたわ。
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今年の夏は暑くなるらしいです。 暑い、で思い出したのがこの本。 かなり古い本だけど、とても心に残っているので… 『アフリカポレポレ』 岩合日出子 (新潮文庫) 著者の岩合日出子さんは、動物写真家の岩合光昭さんの奥さんである。 これは、日出子さんが夫と娘の薫ちゃんと共に、東アフリカ・タンザニアのセレンゲティで一年半を暮らした記録なのだ。 目的は夫光昭さんの仕事。 つまり彼女は“夫の仕事についていく妻”ということになる。 なのにその夫が主役ではないところが面白い。 この本の中では、“あの岩合光昭“もただの人である。 普通の夫が会社に出かけるように、光昭さんも毎日のようにサファリに出かけていくのだが、その留守中、たくましく家を切り盛りする日出子さんと4歳の薫ちゃんが主役なのだ。 水も出ない、電気もない、もちろんガスもない。 貯水タンクに雨水をため、薪を燃やしてかまどで料理をする。 日本の設備の整った台所でだって毎日の食事作りというのは大変なのに、突然のスコールやアリの大群と闘いながら、朝昼晩、彼女はもくもくと食事を作る。 全体を通してみると、食事に関する記事が多い。 この本を読んでいると、食べること=生きること、という現実が痛いほどストレートに伝わってくる。 人間も、動物も、だ。 もちろん文句もいっぱい言う。疲れていれば機嫌も悪くなる。 が、文句を言いながらも、へとへとになりながらも、とにかくやる。 やるやらないの選択肢はない。やらないと死んでしまう。 私にはこの“血”はないなぁと思う。 私は自然と共存できない人間なので絶対無理だ。 こういうことができる人をものすごく尊敬する。 人間って強いなぁと思う。 水がないからといって、動物みたいにそのへんの水たまりの水をすすっては生きていけないし、家や衣服も必要だし、何より生きがいというか、モチベーションのようなものがないと何となく頑張れなくなったりするのだから。 「ポレポレ」というのは、スワヒリ語で「ゆっくり」という意味だそうだ。 ゆっくりと時が流れていて、そこに住む人々もまた、ゆっくりと時の流れに逆らわずに生活している。 そんな生活の中で、薫ちゃんの発する一言一言がすばらしい。 シマウマは死んだら骨になり、そして土になる。それが自然のきまりだと、4歳にして彼女は言うのだ。 生と死という自然の摂理を、理屈ではなく体で彼女は会得している。 日出子さんの飾り気のない力強い文章が、アフリカの突き抜けるような青い空を思わせて清々しい。
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