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「第九」と日本人
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「第九」と日本人

鈴木淑弘【著】

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「第九」と日本人

2,456

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 春秋社
発売年月日 1989/11/30
JAN 9784393934067

「第九」と日本人

¥2,456

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2019/12/03

1918年、板東俘虜収容所でのドイツ人俘虜たちによる「第九」日本初演に始まり、日本人による演奏、戦後の「年末の風物詩」化と大衆化(合唱団員を公募する「○○人の《第九》」など)、さらに著者自身の体験談なども加わり、日本における「第九」演奏にまつわるさまざまなエピソードが満載。目次を...

1918年、板東俘虜収容所でのドイツ人俘虜たちによる「第九」日本初演に始まり、日本人による演奏、戦後の「年末の風物詩」化と大衆化(合唱団員を公募する「○○人の《第九》」など)、さらに著者自身の体験談なども加わり、日本における「第九」演奏にまつわるさまざまなエピソードが満載。目次をめくって気になる箇所を拾い読みするだけでも面白い本です。横田庄一郎『第九「初めて」物語』(朔北社、2002年)と並んで、日本での「第九」演奏史について調べるときにお世話になっています。 向島の芸者さんが唄ったという「風呂出で 詩へ寝る……」の翻案は、1980年代に「すみだ5000人の《第九》」に際して作られたとのこと(pp. 303, 307-308)。私はもっと昔のものと思い込んでいました。作者は吉井実奈子さんという当時上智大学文学部ドイツ文学科の学生で、「すみだ5000人の《第九》」で向島花柳界の合唱参加者をとりまとめた料亭「桜茶ヤ」の主人・雨宮スミ子さんの孫。翻案は、ドイツ語に手を焼く合唱団員の母親のために作ったものだそうです。

Posted by ブクログ

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