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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 鹿島出版会 |
発売年月日 | 1989/08/05 |
JAN | 9784306052109 |
- 書籍
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まちづくりの新しい理論
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まちづくりの新しい理論
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商品レビュー
3.7
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実験として、実際に街がかたちづくられていった変遷。それが綴られる「実験」の項目はアレグザンダーの思考が具現化された例としてとても興味深いものだ。 現代のソフトウェア設計・開発にも大きな影響を与えているアレグザンダーの思想。 漸進的に進め、全体を俯瞰しながら、ビジョンを見据えるー...
実験として、実際に街がかたちづくられていった変遷。それが綴られる「実験」の項目はアレグザンダーの思考が具現化された例としてとても興味深いものだ。 現代のソフトウェア設計・開発にも大きな影響を与えているアレグザンダーの思想。 漸進的に進め、全体を俯瞰しながら、ビジョンを見据えるー。こういった在り方が、過去の都市へのまなざしから着想されているというのは意外に感じる。
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あらかじめ設定したいくつかの[コード]に乗っ取り、複数人の手によって、まちを漸進的かつ自律的なプロセスで成長させていったときに、はたしてそこに秩序を生むことはできるか……という机上の都市開発実験の報告書(だと思って読んだ)。「新しい理論」とはいうものの実験自体は1978年に行われ...
あらかじめ設定したいくつかの[コード]に乗っ取り、複数人の手によって、まちを漸進的かつ自律的なプロセスで成長させていったときに、はたしてそこに秩序を生むことはできるか……という机上の都市開発実験の報告書(だと思って読んだ)。「新しい理論」とはいうものの実験自体は1978年に行われたものであって、新しいかどうかはわからない。 なんとなく囲碁と似ている感じがした。盤面の状況によって持ち石を置いて外部空間/地を形作っていく。それぞれの連関によって、広がりのある都市が生まれていく。 封建制社会以降、さまざまな制度が複雑にからみ合う都市環境のなかに秩序を生み出すことは難しいのだろう。巨大なマスタープランに乗っ取ってまちづくりを行うことはできない。漸進的/自律的な開発の中に、人間の暮らしやすい秩序をもたらす手法があれば、それは素晴らしいと思う。 ただ、アレグザンダー本人もこの実験が成功したかどうかは評価が難しいとしてる。抜け落ちている視点や、予想されうる障壁をあえて無視している部分もある。すべてを合理的に進めることはできないし、ディテールの追い込みは結局、個人の資質による。 よいものを作るための「条件/コード」をどこまで抽象化して、それをどこまで適応すれば成功するのか。 これは建築やまちづくりにとどまる話ではなく、あらゆるモノづくりの意思決定プロセスに共通する課題であり、永遠に揺れ動くつかみどころのない雲のようにも見える。
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第1部 理論(成長する全体という概念 最優先のルール 成長のための7つのルール) 第2部 実験 第3部 評価
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