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三岸好太郎 夭折のモダニスト ミュージアム新書8
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 北海道新聞社 |
発売年月日 | 1988/04/01 |
JAN | 9784893632074 |
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三岸好太郎
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三岸好太郎
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商品レビュー
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(2004.01.30読了)(2003.08.24購入) 副題「夭折のモダニスト」 昨年(2003年)の7月から8月にかけて東京の「府中市美術館」で開かれた「生誕100年記念 三岸好太郎展」の会場で購入してきた本。最初の50ページほどは、絵の写真が入っているので、カタログ代わりに...
(2004.01.30読了)(2003.08.24購入) 副題「夭折のモダニスト」 昨年(2003年)の7月から8月にかけて東京の「府中市美術館」で開かれた「生誕100年記念 三岸好太郎展」の会場で購入してきた本。最初の50ページほどは、絵の写真が入っているので、カタログ代わりにもなる。すぐ読むつもりだったけど気が付くと5ヶ月ほどたってしまっている。展覧会を見始めた20代のころは、図録をよく買ったけれど、同じ作家を何度も見るのと、購入してもあとでほとんど見返すことがないということもあり、最近はよほどのことがない限り図録は買わない。 三岸好太郎を最初に見たのは、この本の展覧会記録によると、1972年らしい。 印象としては、さほど上手な絵ではないのに、妙に気になるという感じ。 特に印象に残っているのは、最晩年の「海と射光」(海岸の砂浜にトルソのような裸婦が横たわっている)「雲の上を飛ぶ蝶」(雲の上をたくさんのチョウチョが飛翔している)「オーケストラ」(白い石のようなものの上に線描きで指揮者とオーケストラが描かれている) オーケストラと同じような作品は、ラウル・デュフィにもある。デュフィの作品のほうは、ブルーが基調になっていてこちらも好きである。 今回見て、初期の岸田劉生風、ルオー風、キュビズム風の抽象画、デ・キリコ風と作風はめまぐるしく変わっているけれど、いずれも詩情をたたえて、好ましい。 画家を目指して、18歳で上京し、新聞配達、夜鳴き蕎麦売り、郵便局の臨時雇いをしながら絵を描いていたという。誰かの弟子入りをしたとか、美術学校に通った言う記述はないので、独学ということになる。その分アカデミックにもならず、いい雰囲気が出ているのかもしれない。 新しいアトリエを建築中の31歳で、旅先の名古屋で胃潰瘍のための吐血と心臓発作の併発で死亡してしまった。残念至極なことであったろう。 2004年1月、仕事で札幌へ行ってきたけど、三岸好太郎美術館へ訪れる時間が無く、残念であった。この本の写真を眺めて我慢しよう。 画家 三岸 好太郎 1903年 札幌生まれ 1921年 上京 1922年 「中央美術展」入選 1924-1930年 『春陽会展』 1924年 吉田節子と結婚 1931年 「独立美術協会展」 1934年7月 名古屋で死去 31歳 (「BOOK」データベースより) 日本洋画壇に彗星のようにあらわれ、わずか31歳で夭折した三岸好太郎。10年あまりの画業は波乱に富むが、モダニズムにあふれ、若わかしいロマンティシズムがつらぬく。
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