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夏をめざした少女 ハヤカワ・ミステリ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 1988/08/15 |
JAN | 9784150773519 |
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夏をめざした少女
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夏をめざした少女
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女探偵アンナ・リーのシリーズ第4作です。裕福な家庭で育った天才少女が失踪、運良く見つかりはしたものの彼女はろくに反応もできない状態で、その上保護された際に「人を殺した」と呟いていて…。 他の女探偵同様、アンナもどこか無理をしているような部分がありますが、健全で現実的、シンプルな考...
女探偵アンナ・リーのシリーズ第4作です。裕福な家庭で育った天才少女が失踪、運良く見つかりはしたものの彼女はろくに反応もできない状態で、その上保護された際に「人を殺した」と呟いていて…。 他の女探偵同様、アンナもどこか無理をしているような部分がありますが、健全で現実的、シンプルな考え方をする彼女に好感が持てます。特別な才能はないかもしれません。ただ自分の中に強く意識しないまでも行動規範が備わっていて、そこは絶対に曲げない。依頼者である少女の親よりも少女自身を守ろうとし、上司に反対されても本来の仕事より少年が受けるであろうショックを和らげられるよう気を使う。彼女自身こんな時に何を言っていいのか思い付かないと悩んだり、感情的になってしまうことに落ち込んだり、とても身近な人間に感じられるし、必要な場合はちゃんと人に助けを求められる。これ、小説の中の探偵には珍しい能力だと思います。ふとした瞬間にでてくる景色や季節の描写、ちょっとした会話の応酬、プライベートでの問題なども面白く、読んでいて楽しい。無意識の罪が誰かを窮地に追い込んでいたり、逆に助けることになっていたり、真相はむしろつまらないくらいのことなんだけれど、関わっている人たちの心情を察すると誰も責められないという、割りきれない余韻が残るのがまた良いのです。 意外なところで「奥の細道」が出てきまして、まぁ簡単な言葉に深い意味を持たせるという意味も分かるんですが、テアみたいな少女にはどうなんだろう。9歳の子にモンテーニュを読ませるよりはいいのかも知れないけど。
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ブクオフ100円.というか明らかにブックオフの値札じゃない値段シールも貼ってあって,長い間眠っていたんだろうなあ. 内容の(良くも悪くも)Typicalさが面白かった. 原題「Head_Case」からどこをどういじればこの邦題になるんだ,っていう突っ込みはあるけど,いい邦題じゃな...
ブクオフ100円.というか明らかにブックオフの値札じゃない値段シールも貼ってあって,長い間眠っていたんだろうなあ. 内容の(良くも悪くも)Typicalさが面白かった. 原題「Head_Case」からどこをどういじればこの邦題になるんだ,っていう突っ込みはあるけど,いい邦題じゃないかと(w
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