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後藤新平 外交とヴィジョン 中公新書881
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論社 |
| 発売年月日 | 1988/06/25 |
| JAN | 9784121008817 |
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後藤新平
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後藤新平
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商品レビュー
4.3
10件のお客様レビュー
後藤新平 外交とヴィジョン 著:北岡 伸一 出版社:中央公論新社 中公新書 881 後藤新平の名前を聞いたのは、台湾統治、そして、関東大震災の復興計画 彼は、医者で、初代満鉄総裁で、植民地経営のプロだった 彼の特徴は3つ 医者として、衛生・予防などの改善に尽力 インフラの整...
後藤新平 外交とヴィジョン 著:北岡 伸一 出版社:中央公論新社 中公新書 881 後藤新平の名前を聞いたのは、台湾統治、そして、関東大震災の復興計画 彼は、医者で、初代満鉄総裁で、植民地経営のプロだった 彼の特徴は3つ 医者として、衛生・予防などの改善に尽力 インフラの整備の尽力、産業の育成を含めた、日本に欧米の都市計画を持ち込んだ人であった 人物本位の人、有能な人間を厚遇する、人たらし、育成の人 <医者から、衛生局、そして、陸軍へ> 後藤新平は、安政4年(1857年)岩手の塩釜に、士族の子として生を受ける 明治10年(1877年)西南戦争の勃発したのを機会に、大阪に設けられた陸軍臨時病院の医師となる この勤務が、陸軍を通じて、後藤新平は植民地経営に乗り出すきっかけとなる 明治16年(1885年)後藤は、内務省御用掛となり、衛生局勤務になる 後藤は、国家として、衛生施策を始めることとなる 明治23年(1890年)ドイツ留学 西洋文明の有効性・先進性・普遍性に感銘を受ける 行政官として、後藤がより印象に残ったのは、カイザーではなく、ビスマルクであった 帰国後、後藤は、内務省衛生局長へ就任、北里柴三郎を中心とした、伝染病研究所を設立する 明治28年(1895年)陸軍検疫部に赴任、児玉との出会いが、後藤の運命を大きく左右する <台湾民政局長時代> 明治31年(1898年)児玉源太郎の台湾総督の下で、民政局長に就任、事実上のナンバー2だ 統治方法を、旧来の台湾の自治にもどす 阿片の撲滅問題を医者の立場から促進 道路・鉄道・港湾などの交通網の整備を実施 新渡戸稲造を厚遇、台湾に呼び寄せている(1901年) <満鉄総裁時代> 明治39年(1906年)南満州鉄道株式会社の初代総裁に就任 俗にいう満鉄は設立当時、日本最大の株式会社であった 明治41年(1908年)満鉄総裁を辞し、第二次桂内閣の逓信大臣に就任、鉄道院が創設されると、その総裁を意兼務する。満鉄の監督官庁であり、依然として、後藤は満鉄の最高責任者であった 満鉄組織改革の実施 ①課長中心主義 ②現場第一主義 ③適材適所主義 適任者を招くとともに、組織のリストラを行っている 明治44年(1911年)第二次桂内閣総辞職、後藤も、在野の人となる その後外遊をおこなったり外交に関与したりする <東京市長・内務大臣時代> 大正9年(1920年)東京市長に就任、 都市改造に乗り出す 重要道路の新設・拡充・舗装 地下埋設物や地上の建築物等の整理 上下水道の整備 屎尿・塵芥処理施設の整備 港湾の改修、河川の修理 公園、広場の新設・改良 電気・ガス事業の改良 職制改正・人事異動 300名ものリストラを断行 一方で有力者の招聘 大正12年(1923年)辞職 関東大震災にあたっては、山本権兵衛内閣で内務大臣となり東京市の復興に着手 道路計画等の重要施策を実施 帝都復興院総裁として、東京復興に尽力する 目次 序章 医学と衛生 1 青年時代 2 衛生局時代 第1章 台湾民政長官 1 台湾統治の基礎 2 台湾の「文明化」 3 清国とアメリカ 第2章 満鉄総裁 1 総裁就任 2 初期経営方針―大連中心主義と文装的武備 3 満鉄をめぐる国際関係 第3章 官僚政治と政党政治 1 第二次桂内閣時代 2 在野時代 3 大正政変と桂新党 第4章 第一次世界大戦と日本 1 大隈内閣批判 2 寺内内閣の成立 3 中国とロシア 第5章 失われた可能性 1 世界大戦後の世界と日本 2 ヨッフェ招請と帝都復興 3 晩年 おわりに あとがき 後藤新平年譜 参考文献 ISBN:9784121008817 判型:新書 ページ数:256ページ 定価:本体 820円+税 1988年06月25日 初版 2020年02月25日 8版
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後藤新平を通して当時の歴史を俯瞰できた。 また、考え方が合わないとか脅威になり得るとかで直ちに相手を潰しにかかるのではなく、共通の利益を見出し、それを共通の価値観として共有し、共同でことにあたるという考えはすごく素敵だと思った。実際戦争のほとんどは敵愾心から起こるものだけに。
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後藤の外交の基本戦略である「日中露(ソ)提携論」というユニークな外交思想をベースとした評伝。結果的には後藤の構想は上手く行く事はなかったわけだが、目まぐるしく変化する内外の政治情勢の中で奮闘する後藤を見ていると(かなり強引な事もやってはいるが)、一筋縄ではいかない政治の難しさを痛...
後藤の外交の基本戦略である「日中露(ソ)提携論」というユニークな外交思想をベースとした評伝。結果的には後藤の構想は上手く行く事はなかったわけだが、目まぐるしく変化する内外の政治情勢の中で奮闘する後藤を見ていると(かなり強引な事もやってはいるが)、一筋縄ではいかない政治の難しさを痛感できる。 読み応えがあるのは第一次大戦以降を扱った4章・5章。歴史にIFは禁物ではあるが、もし「日中露(ソ)提携論」が上手く行っていれば、その後の歴史は全く違うものになっていただろうと思わせられる内容になっている。また、著者は後藤をやや辛口に評価している部分もあるが、後藤みたいなタイプは好きなんだろうなと感じるところもある。
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