チョッちゃんの心はいつもコロンブス

黒柳朝【著】

• 販売会社／発売会社: 主婦と生活社
• 発売年月日: 1987/09/15
• JAN: 9784391110319

商品レビュー

2024/06/17

対談本
昭和62年ということで対談相手に馴染みはないが　へぇ　と思うことも

ジェームス三木
「ドラマを書いていると　この人物には一貫性がないですねといわれることがよくあるけれど　実際の人間には一貫性などないですよ　ドラマの中では求められるけど」

宮本美智子
「驚いたのは日本の映画の試写会に行くと　始まる前に一生懸命解説を読むんですよ…絵画だって自分の感性で鑑賞する前に　まず解説を読む人が多いでしょ…これは有名だから…立派なものに違いないって改めて感動したりしてね」

村松友視
「田舎の人の教養主義というのはすごくてね　…とにかく催しがあると、欠かさず行く　東京の人はいつでも見れると思って　かえって見過ごしてしまうけども　田舎の人は来れば全部見るし　印象深いしね」

池田満寿夫
「子供ってね　三歳ぐらいからけっこう大人の話がわかるんですよ（笑）」

チャック・ウィルソン
「赤ちゃんは無の状態で生まれるでしょう　お母さんが子供を充分愛するということで　まずその子の自信がつくわけ　自己尊敬のもとができるのね…それが母親の役目で　それで充分です　もう立派にやったじゃないですか」

三浦綾子
「私の弟が車にはねられて三日前に死んだんですけど」
「そのはねた人が一人離れて廊下にポツンと座っているところへ母が近寄っていって…」
→スピード違反で免停解除になったばかりでまた事故を起こした人を気遣うって。。やさしい　を超えた表現では。。

コロンブス
正にMrs.GREEN APPLEで話題の
歴史はどんどん変わるけれど　歴史人物の評価も変わっていくのだなぁ
「誰かがやったことを見ればごく簡単に見えます　しかし　それを最初にやるためには　強い意志と勇気が必要です」