シュタイナー思想入門 ロサ・ミスティカ叢書

西川隆範【著】

• 販売会社／発売会社: 白馬書房
• 発売年月日: 1987/12/30
• JAN: 9784891762049

商品レビュー

2014/04/13

シュタイナー関係の本は初めて読みました。書名から察するに、多分、シュタイナーの思想全般を横断したような本なのでしょう。
ブラヴァツキーやアリス･ベイリー等の神智学とも少し違った怪しさを持っていて興味深く読ませていただきました。

レベル：２９１

まあしかし、真理からはかなり遠い感じではありますね。
情報源自体が悪意を持って改ざんしているような感じがします。

2012/11/14

霊や、魂という思想は、古代からある考え方であるが、近代になるにつれて、そのようなものは非合理的なアニミズム的な次元の観念であると捉えられてきている。
シュタイナーは、そのような「霊」という次元からして、世界や宗教の成り立ちを「人智学」という学問に立って説明付け、根拠づけようと試みている。

魂の成り立ちや、死後の生命のところまでは、分からんでもないが、
人類の歴史とか、宇宙の歴史とかになってくると、非常に難解。

「あの世」「魂」「スピリチュアル」などといった言葉が、けっして消えることのない、宗教ブームと言われる昨今であり、同時に真正とは言えない疑似宗教による弊害も数多くあるが、このような学問的見地に立った認識が今後も要請されるのではないか。

ただし、シュタイナーの人智学は、ヘーゲルの世界精神や、現代量子物理学の宇宙論などよりも、非常にスケールの大きく高みのある見地であるように思われる。

2010/06/22

［　内容　］
教育、医学、農業、舞踊芸術等々の分野に巨大な足跡を印したという以上に、その本質において神秘学者、しかも今世紀最大の神秘学者であったルドルフ・シュタイナーの生涯、そして《アカシャ年代記》に基づいたその壮大な宇宙論、人間論を平易、簡潔に説いた、人智学への好個の入門書。
苦難に満ちたこの人生において、霊的認識と修行の道を歩もうとする人びとへの小さな贈り物。

［　目次　］
第１部　ルドルフ・シュタイナー
第２部　人智学入門（シュタイナー人智学の源流；人間；世界；死後の生命；カルマ；宇宙の歴史／アカシャ年代記　１；人類の歴史／アカシャ年代記　２；宗教の歴史／第５福音書；行；シュタイナー周辺・シュタイナー以後）

［　ＰＯＰ　］

［　おすすめ度　］

☆☆☆☆☆☆☆　おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆　文章
☆☆☆☆☆☆☆　ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆　メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆　冒険性
☆☆☆☆☆☆☆　読後の個人的な満足度
共感度（空振り三振・一部・参った！）
読書の速度（時間がかかった・普通・一気に読んだ）

［　関連図書　］

［　参考となる書評　］