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ソフトウェアの検査と品質保証 日科技連ソフトウェア品質管理シリーズ第4巻
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日科技連出版社 |
発売年月日 | 1986/10/31 |
JAN | 9784817161048 |
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ソフトウェアの検査と品質保証
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日科技連ソフトウェア品質管理シリーズの第4巻に当たります。 目次は、 第1章 検査のあり方と品質保証活動 第2章 検査の実務 第3章 品質保証の実際 第4章 故障解析 第5章 保全活動 です。第2章がテスト技術の話で、第2章全体としてはMyersをなぞったもの...
日科技連ソフトウェア品質管理シリーズの第4巻に当たります。 目次は、 第1章 検査のあり方と品質保証活動 第2章 検査の実務 第3章 品質保証の実際 第4章 故障解析 第5章 保全活動 です。第2章がテスト技術の話で、第2章全体としてはMyersをなぞったものですが、技法としては富士通の方法(と思われるもの)が書かれています。 よく、辰巳さんがお話になる「要因分析表」も載っています。原因結果グラフも載っています。 と、この辺まで読んで思い出したのですが、私が1998年ごろに原因結果グラフのツールを作った頃、そして、1999年にHAYST法を作った頃にそれぞれ参照した本でした。 それで、その時は、原因結果グラフの方はMyersと同じ手順だけどよく分からないなぁでしたし、実験計画法の方は、「各因子の状態数を素数のベキ乗値で均一にする必要がある」なら使えないなと思ったのでした。 それに、直交表について、 しかし、この組合せ表においては、因子数の増加により項目数が指数的に増加する。たとえば、因子数が3から4になると組み合わせ数は4から8になる。 とか誤ったことが書いてあるし。 というのは、これは、2水準の因子の例ですが、実際には、 ・ 因子数3から4に増えるとき、テスト項目数は4から8になる ・ 因子数7から8に増えるとき、テスト項目数は8から16になる ・ 因子数15から16に増えるとき、テスト項目数は16から32になる ・ 因子数が(2^k)-1から(2^k)に増えるとき、テスト項目数は(2^k)から(2^(k+1))になる ですから、因子数とテスト項目数の関係は指数的ではなく一次関数的です。 ということで当時はイマイチな本かもと思っていたのですが、今、読み直すと良いこともたくさん書いてありました。 実験計画法の応用についても、上記引用に続き、 そこで、これを改善するために設計基準を「任意の2つの因子間において、すべての状態の組み合わせが必ず1つ以上存在する」に変更する。 とあり、今でいうところのAll-pairの概念の説明とその作り方の一方法が書いてあったりします。 あと、たぶん、東基衛先生がNECにいらしたころのSQMATの話が読めるのも興味深かったですし、第4章の菅野文友先生によるFMEA・FTAの説明やソフトウェアの信頼性についての考察など面白かったです。 そうそう、テストレベルを、単体テスト>統合テスト>機能テスト>システムテストの4段階としているのもへぇって思いました。
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