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森林のメカニズム サイエンス・アイ
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森林のメカニズム サイエンス・アイ

本田【著】, 小川房人, 吉良竜夫【監修】

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森林のメカニズム サイエンス・アイ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 福武書店
発売年月日 1986/06/20
JAN 9784828803418

森林のメカニズム

¥1,320

商品レビュー

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2024/05/04

新装版のほうではなくて、1984年福武書店のころのムック本のほう。小川房人氏・吉良達夫氏との共著になっている。 もはや登録がないためこちらに記述。 透明なカバーに黄色い葉が刷られ表紙の樹の葉を色づかせるという凝った装丁、今なお色褪せない美しい印刷(大日本)。 内容も興味深く、...

新装版のほうではなくて、1984年福武書店のころのムック本のほう。小川房人氏・吉良達夫氏との共著になっている。 もはや登録がないためこちらに記述。 透明なカバーに黄色い葉が刷られ表紙の樹の葉を色づかせるという凝った装丁、今なお色褪せない美しい印刷(大日本)。 内容も興味深く、地球温暖化に警鐘を鳴らす内容。40年経ってさらに深刻になっていることがわかる。 一口に森といっても地域により異なること。わかっているようで案外ちゃんとわかっていなかった。 P32 (熱帯多雨林の日本の森では見られない特徴)森を構成する一本一本の木が全部種類の違った木だということだ。10ヘクタールの面積に様々な種類の樹が450種くらいあるという。この数は、日本の樹の在来種の総数が600種といわれるのと比較すれば驚異的であると納得していただけるだろう。【中略】ここの木は、太さが上に行ってもあまり変わらない。それに先端の樹冠部までの間にどの木も枝がなく、丈の高さに不釣り合いな、わずかな枝葉をちょこんと頭に乗せているだけなのだ。わずかな枝葉と書いたが、エマージェントと呼ばれる林間から突出する巨大木の樹幹部の直径は20メートルもある。【中略】これは一種のもやし現象だと説明されている。圧倒的な湿度と高温、そして台風などが発生しないという地球環境が、彼らをまっすぐで、しかも幹の太さが変わらない姿にしているのだ。 P52 森の下にはもう一つの森がある 林内の土の中に住む小さな分解者のことを言うらしい。 【中略】森林が森林として存在するためには必ずその森林に必要な土がなければならない。木と土は切り離しては考えられない存在といえる。 P56 熱帯の森を見たあとには、極北の森はとてつもなく明るい。しかし木の種類は少なく単調だ。 地面の50センチ下は夏でも凍っている。その氷のおかげで一年で200㎜しか雨が降らないのに木も生きられる。 P74 森林が成立するのに充分な水分を持つところは、この地球上の陸地の半分もないのだ。水が十分だと、今度は気温の違いによって森林はいろいろ姿を変える。 雨緑林:雨期乾期がはっきりしたところにできる森で、乾季には落葉する 夏緑林:寒い冬に落葉するタイプ 日本の緑の代表は照葉樹林、その緯度的位置にもかかわらず乾燥帯を挟まずに熱帯多雨林から一続きというところが特徴だ。

Posted by ブクログ

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