商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1991/01/23 |
JAN | 9784063140293 |
- コミック
- 講談社
寄生獣(2)
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寄生獣(2)
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商品レビュー
4.5
8件のお客様レビュー
宿主である高校生のシンイチと、彼の右手に寄生したミギーが、人を喰らう寄生獣たちと闘うホラーバトル第二巻。 「A」との戦闘後、田宮に言われた言葉に動揺するシンイチ。それは隣町の勘の鋭い女子高校生、加奈との出会いにつながる。そして突然訪れる大切な人の死とミギーとの文字通りの一体化。...
宿主である高校生のシンイチと、彼の右手に寄生したミギーが、人を喰らう寄生獣たちと闘うホラーバトル第二巻。 「A」との戦闘後、田宮に言われた言葉に動揺するシンイチ。それは隣町の勘の鋭い女子高校生、加奈との出会いにつながる。そして突然訪れる大切な人の死とミギーとの文字通りの一体化。 この巻のテーマは母と子の情だろうか。寄生獣の田宮には理解できない感情、そしてシンイチを捕らえ、時に判断を誤らせるほどの強い感情。常に淡々としたミギーにも何か伝わったのだろうか。
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「超映画批評」で前田有一が実写版映画を批判しているところとは、ミギーはドラえもんのようにのび太を助けるお仲間ではないということだ。 生物として当たり前なのかも知れないが、ミギーは徹頭徹尾自分自身が生き残ることしか考えていないのである。自分が生き残るためなら,人間であろうと,他...
「超映画批評」で前田有一が実写版映画を批判しているところとは、ミギーはドラえもんのようにのび太を助けるお仲間ではないということだ。 生物として当たり前なのかも知れないが、ミギーは徹頭徹尾自分自身が生き残ることしか考えていないのである。自分が生き残るためなら,人間であろうと,他のパラサイトであろうと殺すことに容赦はない。新一と「運命共同体」となってしまったかぎりにおいて、ミギーは新一の味方となるに過ぎない。ただ、右手に寄生してしまったがために、自身の変形能力のほかに、人間の体である首から下を極限まで使用できる通常のパラサイトと比べて、ミギーは力が劣る。このためにミギーは新一を利用せざるを得ないのだ。 『寄生獣』をはじめて読んだとき、私はこれは新時代の(今となっては20年も前だが)『デビルマン』だと思ったものである。 人間の心を持ったまま悪魔の力を手に入れたデビルマンに対して、人間の脳を残したままパラサイトの力を得た新一というわけだ。だが、デビルマンの心はひとつ、新一−ミギー組の心はふたつ。デビルマンは人類がいかに悪魔的かということで葛藤する。『寄生獣』にもまあそういう視点はあるが、何か生物として間違ってしまった新一の人間的心理と、生物の王道を行くミギーの冷徹な心理とのすれ違いが物語を駆動する重要なポイントである。このアンバランスな二人組がバランスを究めるパラサイトたちとどう拮抗できるかという思考実験の面白さ。 他方、人間の頭部を喰って入れ替わるというパラサイトの基本設定を演繹し、様々な形態を考え出していくあたりは実に良質なSF(スペキュラティヴ・フィクション)となっているのだ。
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ついに寄生獣の刃がシンイチの母にもおよび、揺れるシンイチ…… 母がシンイチを刺すところなんかは凄まじい名シーンだった。 そしてシンイチのミギーにも決定的な弱点が明らかになる。 状況はどんどん悪化していくなか、果たしてこの先どうなるか……? めちゃくちゃ気になる!!
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