商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2004/11/18 |
JAN | 9784086182331 |
- コミック
- 集英社
諸星大二郎自選短編集 汝、神になれ鬼になれ
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諸星大二郎自選短編集 汝、神になれ鬼になれ
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商品レビュー
4.5
14件のお客様レビュー
妖怪ハンターのイメージしかなかったですが、SF風な作品(夢見る機械)シュールな話(生首事件、復讐クラブ)も書かれるんですね。 バラエティに富んでいて面白かったです。 で、ふと思ったのですが、荒木飛呂彦の岸辺露伴シリーズって、諸星大二郎の作風とかなり被ってない?
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諸星大二郎さんの作品を読んでみるシリーズ、3冊目ですが、ここにきて脳内の諸星大二郎さんのイメージそのままの短編集に出会いました 地方の土着宗教の怪奇話、SFホラー、中国の民話、可愛い女子高生が変なことしでかす話、バラエティ豊かですが、すごく諸星大二郎さんぽさを感じます まだ3冊目...
諸星大二郎さんの作品を読んでみるシリーズ、3冊目ですが、ここにきて脳内の諸星大二郎さんのイメージそのままの短編集に出会いました 地方の土着宗教の怪奇話、SFホラー、中国の民話、可愛い女子高生が変なことしでかす話、バラエティ豊かですが、すごく諸星大二郎さんぽさを感じます まだ3冊目ですが 短編集なので各話の感想を書いてみます 『生命の木』 日本の東北地方にある、かくれキリシタンの里に残っていた因習が実際のマジのもので驚く話 そして稗田礼二郎が『トリック』の上田さんのようにも見えてきました 『六福神』 六福神がどうしてこんなどろどろの船に乗っているのか、そしてそれに貘が有効なのはどうしてなのか、調べれば分かるのだろうか 他の作品にも見られた、才気煥発で無鉄砲な女の子が登場してうれしいです (追記、感想を書いて2週間後くらいに、なぜ貘が六福神の弱点なのかという解釈を思いつきました 七福神の乗る宝船の絵姿を、枕の下に敷くと縁起のよい夢が見られるというおまじないがありますが この六福神も、夢を介して人間に干渉する力があるのではないでしょうか? 貘は夢を食べますから、あの六福神の巣食う町で秘かに魔除けとして伝わっていたのかも) 『鎮守の森』 驚くほど救いのない話、何故彼があんな目に 道路拡張工事で潰されたキツネ塚の影響なのだろうか 片目を潰すという儀式は、片目の神様を祀ってる神社の話だから? とにかく説明があまりない でも怪異ってそういうもんだよな、と納得もします 『復讐クラブ』 好きです 『世にも奇妙な物語』で映像化して欲しい(もうされてるかも) 『海竜祭の夜』 稗田礼二郎さんの作画が不思議とセクシーに見えます ゴシックホラーなどで恐怖に震える少女のようないたいけさがあるというか しかし、あのおじいさんはどうして宝剣を持っていたのだろう 神器なのに 『毛家の怪』 女性の悋気を題材にしたお話だけど、生霊ではなく髪がその身体から離れて望みを果たすし、本人はそれに自覚的なところが、何と言うか大陸の文化を感じました あと、侍女さんたちが仲良しなのがすごくフェティッシュです 『生首事件』 この短編集で最推し話です 栞と紙魚子、どちらも本にはさまってるものの名前 そんな話もふたりでしたりするんだろうか 相当ヤバい話をしているにも関わらず、ふたりとも天然だし独自の感性が過ぎる かわいい 『闇の客人』 大昔の祭りを、町おこしのために復活させようとする人々と、その祭の真実に迫る話だけど、祭りが悪い予感しかしない、そしてアドバイザーとして招かれてる稗田礼二郎が無力! 金田一耕助なみに災禍がいいだけ終わるまで何もできないのだった ところで「諏訪の御柱祭で死人が出ることがある」は本当です でも祟りとかではなく、危険なお祭りだから物理的に怪我人や死者が出ているのです 『沼の子供』 これどんな話!? と驚いたのですが、好きです それこそラテンアメリカ文学の短編にありそうな話のように思う 『子供の遊び』 一番こわい話でした “何か”の造形もこわいですが、お父さんの自分はそうでない保証はない、という結論がめっぽうこわい 『逆立猿人』 急にギャグ漫画が登場しましたが、しかしちゃんとこわいです でも某映画のパロディでもあるんですね 『夢見る機械』 SF! いいですね~ そして少年や女性の作画が妙に美しい そしてマトリックス的な未来観でした しかしロボットコストは高いのでは?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
第1章、人、神になりしことまた鬼になりしこと 「生命の木」(妖怪ハンター「地の巻」、海竜祭の夜)★ 「六福神」(妖怪ハンター「水の巻」、六福神)★ 「鎮守の森」(ぼくとフリオと校庭で)★ 「復讐クラブ」(不安の立像)★ 第2章、奇怪な事件、起りしこと 「海竜祭の夜」(妖怪ハンター「地の巻」、海竜祭の夜)★ 「毛家の怪」(諸怪志異「異界録」) 「生首事件」(栞と紙魚子の生首事件) 「闇の客人」(妖怪ハンター「地の巻」、天孫降臨)★ 第3章、もの、人になりしこと 「沼の子供」(ぼくとフリオと校庭で)★ 「子供の遊び」(不安の立像)★ 「逆立猿人」(ナンセンスギャグ漫画集「珍の巻」、天崩れ落つる日) 「夢みる機械」(夢みる機械)★ 既読のはずだが、未登録だったので購入して再度読んで見た。 やはり凄いと再確認するばかり。 お気に入り再確認したものに★をつけたら、ほとんどになってしまった。
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