君に届け(1) マーガレットC

椎名軽穂(著者)

• 販売会社／発売会社: 集英社
• 発売年月日: 2006/05/25
• JAN: 9784088460611

商品レビュー

2025/10/21

久々に友人から借りて読みました。

私の中で王道少女漫画雑誌『別冊マーガレット』のイメージの中心にある作品です。

少女漫画ならではのカバー裏のデザインや第0話、各話1ページ目の下段のスペースや1/4作者コメントの柱と懐かしさに溢れていました。

爽子のイメージはイマジナリーAdoさんの容姿に近く、とても避けられる女の子には思えないながらも読み進めます。

表面的にもアウトにみえるいじめと言っても間違いとは言えない環境の中で素直に思いやりを持って日々を生きる爽子が沁みます。
現代では表面的にみんな優しく、間違いに対しては怒りを持つべきと思ってしまいますが、爽子の周囲の環境と美点は逆です。

コマ割りが奔放で楽しかったです。
矢野&吉田の初登場シーンのイヤな雰囲気から打ち解けるまでのよどみなさが良かったです。
交わす言葉から人物像が徐々に掘られていき、初めの笑顔で感じた直感の裏づけをしていき納得して読めました。

罰ゲームは精神年齢が未熟すぎるガキ共に心底がっかりですが、2人がいざという時に行動する魅力を知れたことが良かったです。
そして、涙が出てしまう瞬間に少女漫画のマジックで2人を合わせてくれてありがとうと思いました。

好きな相手の明日の予定が偶然わかるなんて、都合のいいことは現実にはそうないですから。
あと、夏休み会えなかったですね。

無言恩返し。私もしたこと何度かありました。

壁を感じないことにときめく気持ちに共感します。

不安な瞬間を取り払うようにすぐに駆けつける風早くんがいい感じです。
好きな相手の願いをすぐに叶えようと行動してしまうところもいい感じでした。

爽子と風早の字が綺麗でした。

「そんなの話しかけたからこその話だもんね」
いちばん好きな台詞でした。

2025/03/13

定番だけど少女漫画史上一二を争うくらいに好きな作品
風早爽子はもちろんなんだけど、他のキャラも魅力的すぎてサイドストーリーに何度も泣いた
くるみちゃんの人間らしさが大好き

2024/10/03

1〜30巻の最終巻まで読破。

高校入学から卒業までの友情、恋愛、進路…色々な悩みやトラブル、体育祭、文化祭、修学旅行などを経て、それぞれが成長していく。「正統派青春群像物語」で最後まで初々しいなぁ、可愛らしいなぁ、こんな高校生活憧れるなぁと。

ふと自分の高校時代って…全く記憶にない(残念。。)のでもっと色々やっときゃ良かったなと。

貞子がとことん真っ直ぐで、真っ白で可愛らしい☆