商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1998/05/11 |
JAN | 9784062604215 |
- コミック
- 講談社
沈黙の艦隊(文庫版)(9)
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沈黙の艦隊(文庫版)(9)
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ニューヨーク直前の、大西洋艦隊との戦いが始まる。全巻がほぼその戦いに埋め尽くされる。海江田とやまとの戦い方は意外性にあふれているが、基本にあるのがむしろ「専守防衛」的な発想であることには驚きを感じる。「こちらから戦いたくはないが、挑んでくるなら仕方がない」というメッセージを出せば...
ニューヨーク直前の、大西洋艦隊との戦いが始まる。全巻がほぼその戦いに埋め尽くされる。海江田とやまとの戦い方は意外性にあふれているが、基本にあるのがむしろ「専守防衛」的な発想であることには驚きを感じる。「こちらから戦いたくはないが、挑んでくるなら仕方がない」というメッセージを出せば出すほど、従来の考え方にとらわれた相手は勝手に疑心暗鬼に陥り自滅していくのである。 読んでいると時々、「こんなことはあり得ないんじゃないの?」と思うところがないわけではないのだけど、ぐいぐいと引っ張っていく物語の迫力に負けてしまう。昔リアルタイムで読んでいた頃、次回の展開というか、この状況を海江田がどのように切り抜けていくかを毎週のように考え、しかも裏切られ続けていった楽しさを、懐かしく思い出した。
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「核」と平和をテーマに展開される、戦争・政治・国家……全ては人間の、人間臭さに通じるドラマを8年かけて描いた、わずか2ヶ月の物語。 ニューヨークを目指す『やまと』をネルソン大佐指揮のアメリカ大西洋艦隊は要撃作戦『ナイアガラの瀑布』(ナイアガラ・フォールズ)で迎え撃った。 ...
「核」と平和をテーマに展開される、戦争・政治・国家……全ては人間の、人間臭さに通じるドラマを8年かけて描いた、わずか2ヶ月の物語。 ニューヨークを目指す『やまと』をネルソン大佐指揮のアメリカ大西洋艦隊は要撃作戦『ナイアガラの瀑布』(ナイアガラ・フォールズ)で迎え撃った。 「アメリカ好みの物量作戦」であるこの作戦が失敗する可能性を、ニューヨーク港で最後の砦を勤める『JFK』艦長ナガブチ大佐はネルソンに伝える。ネルソンは「そんな馬鹿なことはない」と言いつつも、即座に次の行動を指示した。 『ナイアガラ・フォールズ』を回避する方法はたった2つ。地中に潜るか、空を飛ぶか……。 これまで1度も、敵を本土で迎え撃ったことのないアメリカが、多くの血と油をニューヨーク沖で流していく。そして、その有様は報道を通じて、世界中に伝えられるのだった。
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時を経れば、永遠に世界史に刻み込まれる決断だったことがわかる。あなたは私とともに闘いぬき、そのことを確認してほしい。(p.151) 私が最初に日本と友好条約を結んだのは、私が日本人だからではない。日本が宗教的正義と政治的判断を混同しない、すなわち「政教分離」を実現した国であり、軍...
時を経れば、永遠に世界史に刻み込まれる決断だったことがわかる。あなたは私とともに闘いぬき、そのことを確認してほしい。(p.151) 私が最初に日本と友好条約を結んだのは、私が日本人だからではない。日本が宗教的正義と政治的判断を混同しない、すなわち「政教分離」を実現した国であり、軍事というものに否定的な感情を持っている国家だからだ。(p.158)
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