無罪モラトリアム

椎名林檎

• 内容紹介: 98年5月に「幸福論」でデビューした椎名林檎の1stアルバムは｛新宿系自作自演屋｝である彼女の本領が存分に発揮された作品。ポップでありながら歌詞ではアナクロな感性を見せるなど、すでにユニークな個性がスパークしている。
• 販売会社／発売会社: ユニバーサルミュージック(ユニバーサルミュージック)
• 発売年月日: 1999/02/24
• JAN: 4988006158429
• 規格品番: TOCT24065
• 組数: 1枚組

チャプター番号／チャプター名

DISC 1

1.正しい街

2.歌舞伎町の女王(2ndシングル)

3.丸の内サディスティック

4.幸福論(1stシングル・アルバム・ヴァージョン)

5.茜さす帰路照らされど…

6.シドと白昼夢

7.積木遊び

8.ここでキスして。(3rdシングル)

9.同じ夜

10.警告

11.モルヒネ

商品レビュー

2024/01/06

原点にして頂点

[はる]

若かりし林檎から感じられる大人びた雰囲気、とても19歳が作り上げたものとは思えない完成度で二度とこの作り込みの1stアルバムは世に出てこないと思っています。正しい街で始まってモルヒネで終わるのが見に染み込んでいて1度再生したらその場から離れられません。幸福論(悦楽篇)はここでしか聴けないと思うのでとても希少です。1世紀先まで継がれて行くだろうこのアルバム私が言うのもなんですが、是非購入してみて下さい。

2023/09/22

10代でこのクオリティ

[しぶじゅん]

10代で完成度の高いアルバムを作成したアーティストが私の中で3名いて、そのうちの1人が椎名林檎。言葉選び、歌い方、歌詞の内容全てが衝撃だった。ヒットシングル「ここでキスして」がおまけなんではないか？と思ってしまうくらい他の曲の存在感が凄い！福岡に残して来た彼氏とのやり取りを歌ったオープニング曲「正しい街」、レコード店でバイトしていた時に何度もSMクラブにスカウトされた原体験からインスパイアして作られた「歌舞伎の女王」、デビューすると知って寄りを戻そうと連絡して来た元彼に憤慨して作った「警告」他10代で作ったとは思えない濃すぎる作品が軒を連ねる。そしてプリプリのMくらいシングルじゃないのに知名度の高い「丸の内サディスティック」。取りあげたらキリがないのですが、1番のオススメは「茜さす帰路照らされど…」[♪また約束もなく今日が海の彼方に沈む][♪今の2人には確かなものなど何もない]付き合っていない微妙な男女の関係を10代の少女がここまで赤裸々に書けますか？松田聖子や中森明菜は松本隆や来生たかおが書いた曲を歌った。でも椎名林檎は自分で考え巻き舌かつ感情剥き出しで表現する。まさに新しい時代の幕開けでした。20世紀最後に現れた天才女性シンガーソングライター椎名林檎のデビューアルバム。