バイオハザード特集

バイオハザードのシリーズ本編を、発売年順に、第1作から最新作までまとめました。

また、本編の内容を補完するものや、バイオハザードを題材にしたスピンオフタイトル

さらに、迫力のあるクリーチャーが登場する映像ソフト、ゲーム・映画を原作とした小説・コミックなど関連商品もあわせてご紹介します。

シリーズ本編

1996年発売

ラクーンシティ郊外の山中で消息を絶った特殊部隊S.T.A.R.S.ブラヴォーチームを捜索するため、クリスとジルが所属するアルファチームが現場へと向かう。捜索中、異様な姿をした野犬の群れに襲われ、逃げ込んだ先は古びた洋館。安心したのもつかの間、そこにはすでに人では無くなった者たちが徘徊していた……。

ここに注目!!

記念すべき第1作で、ここでのストーリーは「洋館事件」と呼ばれます。ロード画面のドアを開ける演出が恐怖心をあおり、その先にゾンビがいると思わず叫んでしまうことも。とりあえずターンしてもとの部屋に戻りますよ。

1998年発売

「洋館事件」から約2か月後が舞台。赴任先の警察署へ向かう新人警官のレオンは、ラクーンシティへ到着するも、街は大量のゾンビによって壊滅状態となっていた。逃げ込んだ警察署で、失踪した兄・クリスを探すクレアと出会い、2人は街を脱出する方法を探ることに……。

ここに注目!!

メインシナリオは「レオン編」「クレア編」に分かれており、クリアするとまた違ったシナリオの「クレア裏編」「レオン裏編」をそれぞれプレイすることができます。同じ場面でも違った見え方ができるタイトルです。

1999年発売

『バイオハザード2』と同じ頃、全ての元凶となったアンブレラ社の陰謀を暴くためラクーンシティを調査していたジルは、生存者を救出しようと奔走しているアンブレラ傭兵部隊隊員のカルロスと出会う。協力して街から脱出しようと試みるが、ジルを抹殺するために投入されたB.O.W.(生物兵器)「ネメシス」に追われることに……。

ここに注目!!

前作までの「敵は部屋をまたいで襲ってこない」という常識が通用せず、ネメシスにしつこく追いかけ回されます。しかもいつ襲ってくるか分からず、部屋を探索している時に突然襲われるなど、気の休まる暇がありません。

2000年発売

『バイオハザード3』から3か月後、兄・クリスを探すためフランスへ向かったクレアはアンブレラ社に潜入するも拘束されてしまう。絶海の孤島「ロックフォート島」の刑務所に移送されるが、島は何者かの襲撃にあい壊滅したうえ、ウイルスが漏れ人々はゾンビと化してしまう。クレアは少年スティーブとともに脱出を試みるが……。

ここに注目!!

大量のゾンビや強敵を倒したり回避したり、謎解きをして先に進むのはこれまでのシリーズと同様ですが、本作はそれらに加え、練り込まれたストーリーと映画のようなカメラワークのムービーシーンがとにかく秀逸です。

2002年発売

「洋館事件」で消息を絶ったブラヴォーチームに焦点をあてたストーリー。多発する猟奇殺人事件の調査のためヘリで現地に向かったレベッカ達はエンジントラブルのため山中に不時着する。周囲を捜索すると不自然に停車した列車があり、中にはかつて人間だった者が徘徊していた。逃走中の死刑囚・ビリーとともに事件の真相を探る!

ここに注目!!

時系列では「洋館事件」の前日にあたり、事件の背景をこの作品で知ることができます。ボタン1つでレベッカとビリーを切り替えながら進んでいくゲームシステムが少し難しいながらも、それをこなしていく充実感が味わえます。

2005年発売

『バイオハザード2』から6年後が舞台。アメリカ合衆国のエージェントとなったレオンは誘拐された大統領の娘・アシュリーを救出するため、ヨーロッパ辺境の村へと到着する。どこか様子のおかしい村人に話しかけるも、突然襲われてしまう。どうやら「ロス・イルミナドス教団」という集団が支配しているようで……。

ここに注目!!

これより前のシリーズは固定カメラから見ているようなビューでしたが、本作から一新され、キャラクターの背後から自分でカメラを回すことができ、自由度の高いビューとなりました。敵も狙いやすくなり、操作性が格段にアップ!

2009年発売

「洋館事件」から11年後、アンブレラ社が製造していた生物兵器は、今や世界中に拡散し、テロリストが紛争地域で使用するまでになっていた。対バイオテロ組織BSAAの一員となったクリスは、アフリカで生物兵器の密売が行われるという情報を入手し、密売人拘束のミッションを遂行することになるが、そこで思わぬ人物と遭遇する。

ここに注目!!

前作に続き、ライフルなど様々な種類の武器が使えるところや、敵を銃でひるませた後にパンチなどの体術が繰り出せるところが魅力です。特に体術は敵を一撃で倒せる場合もあり、弾薬の節約にピッタリ。貯めた弾薬で強敵を撃ちまくる爽快感はまた格別!

2012年発売

『バイオハザード5』から4年後が舞台。「レオン編」では、世界中に蔓延する生物兵器に歯止めをかけるべく、大統領は「洋館事件」の公表を決意するが、当日バイオテロが発生し自身もウイルスに感染、変わり果てた姿となってしまう。苦渋の末、銃弾を放ったレオンは「真実を知っている」と話すヘレナとともに真相解明を決意する。

ここに注目!!

レオン、クリス、ジェイク、エイダ4人のシナリオを選択・プレイすることができます。異なる場所、異なる主人公のストーリーが、どう一つに繋がるのか楽しみな作品です。ムービーシーンはまるで映画を見ているよう!

2017年発売

「わたしを探さないで」と言い残し、3年前に失踪した妻ミアから突然届いた一通のメール。「迎えに来て」というメッセージをたよりに、イーサンはルイジアナ州のとある邸宅にたどり着き、ミアの行方を探そうとするも、異様な光景を目の当たりにする。このおぞましい屋敷から脱出できるのだろうか……。

ここに注目!!

シリーズの原点である「恐怖」にフォーカスした作品。「アイソレートビュー」と呼ばれるゲーム視点を採用し、見えるのは正面と手元だけなので、桁違いの没入感が得られます。冒頭の食卓シーンは思わず目を背けたくなるほど。

2021年発売

前作の事件後、イーサンはミアとの間に授かった娘ローズと3人で幸せな日々を送っていた。そこに突然現れたクリスにより、ミアが撃たれ、ローズを奪い去られ、イーサンも気絶させられてしまう。やがて目覚めたのは雪深い村。訳が分からないまま足を進めると、そこには3年前の悪夢を彷彿とさせる光景が広がっていた。

ここに注目!!

本作は『バイオハザード7』の続編にしてイーサンを主人公とした物語の「完結編」。ぜひ前作とあわせてプレイしたいですね。また、4で出てきた武器商人が登場。武器の強化に加え、集めた食材を調理して自身を強化することも可能です。

スピンオフタイトル

1では『バイオハザード4』と5の間、2では5と6の間に起こった事件が描かれ、ジル、クレアなどお馴染みのキャラクターが活躍します。シナリオ、ガンアクションなどはシリーズ本編に劣らないボリュームで大満足の作品です。

『バイオハザード2』でレオンたちが戦っている一方、ラクーン市民も生き延びようともがいていた……。シナリオとプレイするキャラクターを選択し、クリアしていく方式。『ファイル2』は続編にあたります。

『アンブレラ・クロニクルズ』ではオリジナルエピソード「アンブレラ終焉」をプレイすることが可能。また、『ダークサイド・クロニクルズ』では4で登場したクラウザーとレオンとの因縁を知ることができます。

TPSジャンルにあたる本作は、バイオシリーズ本編とは少し異なる設定・ストーリー展開で、言わばパラレルワールドのような作品ですが、クレアやジルなど本編に登場するキャラクターでプレイできるなどやり込み要素満載の1本です。

関連商品

DVD/BD

ゲームを原案とした実写映画で、第1作から6作まであり、主演のミラ・ジョヴォヴィッチさんがクリーチャー相手に華麗なガンアクション・体術を繰り出します。ゾンビのリアルな特殊メイクには背筋が凍ります。

DVD/BD

『バイオハザード2』から7年後を描いたフルCGアニメ。クレアは空港利用客の中にゾンビを発見。警備員が噛まれたことから感染が次々と広がり、空港内はパニックに。合衆国のエージェントとなったレオンは事態の収拾にあたりますが……。

DVD/BD

『バイオハザード ディジェネレーション』の続編。B.O.W.(生物兵器)が投入されたとの情報をもとに、内戦が続く東欧の小国へと降り立つレオン。途中、撤退命令が下されるも真相究明のためそれに背き、留まることを決意します。

コミック

カプコン原作の公式コミック。アジア最大の名門校「マルハワ学園」内で生物兵器が使われた形跡があり、大学生のリッキーは叔父とともに調査にあたることに。理事長に案内された地下室にはゾンビ化した生徒がいて……。