世界が認める 映画監督100

世界的に有名な映画監督をピックアップしました。「この監督、これも撮ってたんだ!」という発見があるかもしれません。
好きな作品を撮った監督の他作品はきっと面白いはず!
この特集が、新たな映画に出会うきっかけになればうれしいです。

ウディ・アレン

ケイト・ブランシェットが2013年アカデミー賞の主演女優賞を受賞した、「ブルージャスミン」が記憶に新しいウディ・アレン。皮肉あり、ユーモアありの、小気味良い作品が魅力的。ユダヤ系の家庭で生まれたという環境が、彼の人生観や作風にも影響を与えている。かつてコメディアンとして活動していたり、俳優や脚本家、クラリネット奏者として活動するなど、多彩な顔を持っている。

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ウディ・アレンのように監督、脚本、主演の三役をこなしている方といえば、クリント・イーストウッドやロベルト・ベニーニも有名。

  • 「ジョーズ」「インディー・ジョーンズシリーズ」「E.T.」「ジュラシック・パーク」「シンドラーのリスト」
  • 「死霊のはらわた」「スパイダーマンシリーズ」「オズ はじまりの戦い」
  • 「セブン」「ファイト・クラブ」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」「ソーシャル・ネットワーク」
  • 「ロード・オブ・ザ・リングシリーズ」「キング・コング」「ラブリーボーン」「ホビットシリーズ」
  • 「ニキータ」「レオン」「フィフス・エレメント」「ジャンヌ・ダルク」「アーサーとミニモイの不思議な国」
  • 「ブギーナイツ」「マグノリア」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」「ザ・マスター」
マーティン・スコセッシ

生々しい暴力描写を描かせたら右に出る者はいない。俳優のレオナルド・ディカプリオと多くタッグを組み、たくさんの名作を世におくり出してきたマーティン・スコセッシ監督。どの作品もクオリティが高く、ヒットしなかった作品も見てみることを強くオススメします。

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暴力描写が巧みといえば、「ワイルドバンチ」のサム・ペキンパー、「レザボア・ドッグス」のタランティーノ監督が有名。

  • 「セックスと嘘とビデオテープ」「エリン・ブロコビッチ」「トラフィック」「オーシャンズシリーズ」
  • 「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」「マジェスティック」「ミスト」
  • 「ルパン三世 カリオストロの城」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「千と千尋の神隠し」
  • 「カポーティ」「マネーボール」「Foxcatcher」
  • 「イレイザーヘッド」「エレファント・マン」「ブルーベルベット」「ツインピークス」「ストレイト・ストーリー」
  • 「スタンド・バイ・ミー」「恋人たちの予感」「ミザリー」「最高の人生の見つけ方」
J・J・エイブラムス

天才クリエイターとして名高いJ・J・エイブラムス。「スタートレック」などの超大作を手掛け、さらに2015年に公開予定の「スター・ウォーズ エピソード7」の監督に決定!ますます期待が高まる新進気鋭の映画監督。映画だけでなく、「LOST」「フリンジ」など、多くの有名なTVドラマも手掛けている。

この監督もおすすめ!

容姿がどことなく似ていることから、「2人は親子!?」という都市伝説があるそう。「SUPER8/スーパーエイト」ではエイブラムスが監督、スピルバーグが製作として参加し、超大作を生み出した。

  • 「許されざる者」「マディソン郡の橋」「ミリオンダラー・ベイビー」「硫黄島からの手紙」「グラン・トリノ」
  • 「シカゴ」「SAYURI」「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」
  • 「アポロ13」「ビューティフル・マインド」「シンデレラマン」「ダ・ヴィンチ・コード」
  • 「スナッチ」「シャーロック・ホームズシリーズ」「リボルバー」
  • 「ボウリング・フォー・コロンバイン」「華氏911」「シッコ」「キャピタリズム~マネーは踊る~」
  • 「ローズマリーの赤ちゃん」「チャイナタウン」「戦場のピアニスト」「オリバー・ツイスト」「ゴーストライター」
スタンリー・キューブリック

少年時代、カメラに興味を持ち、その腕前は写真雑誌「ルック」に写真が載るほど。映画の道に進んでからもその才能は輝き続け、“圧倒的な映像美”と高く評価されている。1999年、70歳にして心臓発作で死去しており、次回作として企画をあたためていた「A.I.」は、スピルバーグ監督が完成させ、公開された。

この監督もおすすめ!

キューブリックはチャップリンを尊敬していて、強く影響を受けたという。“ブラックユーモア”が共通点と言われている。

  • 「バットマンシリーズ」「シザーハンズ」「ビッグ・フィッシュ」「チャーリーとチョコレート工場」「アリス・イン・ワンダーランド」
  • 「マトリックスシリーズ」「スピード・レーサー」「クラウド アトラス」「ジュピター」
  • 「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」「小説家を見つけたら」「エレファント」「永遠の僕たち」
  • 「愛と追憶の日々」「ブロードキャスト・ニュース」「恋愛小説家」
  • 「クール・ランニング」「あなたが寝てる間に…」「キッド」「ナショナル・トレジャー」
  • 「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-」
コーエン兄弟

兄ジョエル・コーエンと、弟イーサン・コーエンで活躍するコーエン兄弟。“皮肉”と“ブラックユーモア”がたっぷりで、独特な世界観に魅了される人は多い。2007年「ノーカントリー」でアカデミー賞4部門を受賞するなど、アメリカを代表する映画製作者として地位を確立している。

ジャン=リュック・ゴダール

初めて手掛けた長編「勝手にしやがれ」が評判となり、“ヌーヴェルヴァーグの代表”として有名になる。ヌーヴェルヴァーグとは、フランスで1950年代末に始まった若き映画作家たちによる、自由奔放な映画作りの動き。“新しい波”という意味である。フランソワ・トリュフォーなどとともに映画界に新しい波をもたらし、フランスの、世界の映画史を塗り変えていった。

この監督もおすすめ!

「ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー」という、波乱に満ちた友情を解き明かすドキュメンタリーも製作されているほど、2人は切っても切れない関係。

アン・リー

さまざまなジャンルに挑戦し続ける、アジアの代表ともいえる台湾の映画監督。最近では2012年に、「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」で2度目となるアカデミー賞監督賞を受賞!今後の活躍にも期待が高まります。

黒澤明

アカデミー賞をはじめヴェネツィア、カンヌ、ベルリン映画祭など数多くの賞を受賞しており、“世界の黒澤”と呼ばれている日本映画の巨匠。スティーヴン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、フランシス・フォード・コッポラなど、黒澤明監督に影響を受けた有名映画人も多数いる。

この監督もおすすめ!

同じく世界的に名が知られている日本の映画監督。

  • 「十二人の怒れる男」「セルピコ」「オリエント急行殺人事件」「ネットワーク」
  • 「レディバード・レディバード」「SWEET SIXTEEN」「麦の穂をゆらす風」「天使の分け前」
  • 「未来世紀ブラジル」「フィッシャー・キング」「12モンキーズ」「Dr.パルナサスの鏡」
  • 「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」「ウエスタン」
  • 「父ありき」「晩春」「麦秋」「お茶漬の味」「東京物語」「秋刀魚の味」
アルフォンソ・キュアロン

メキシコ生まれの若き巨匠。「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」では、前監督の降板により、スティーブン・スピルバーグなど多くの候補者がいる中で見事監督に大抜擢。最近では2013年のアカデミー賞で「ゼロ・グラビティ」が監督賞をはじめ、最多7部門を受賞!

キャスリン・ビグロー

綺麗な容姿からは想像できない、大胆かつ骨太なアクション映画を生み出している。2009年「ハート・ロッカー」で、アカデミー賞史上初の女性による監督賞を受賞した。

この監督もおすすめ!

こちらも大胆な演出で注目を集めている美人女性監督。代表作にイライジャ・ウッド主演の「フーリガン」など。元世界女性空手チャンピオンでもある。

  • 「マイ・レフトフット」「ボクサー」「ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン」「マイ・ブラザー」
  • 「天国の日々」「シン・レッド・ライン」「ニュー・ワールド」「ツリー・オブ・ライフ」
  • 「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」「夢の涯てまでも」「エンド・オブ・バイオレンス」
  • 「ザ・エージェント」「あの頃ペニー・レインと」「バニラ・スカイ」「エリザベスタウン」
  • 「卒業」「ワーキング・ガール」「クローサー」「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」
ミヒャエル・ハネケ

後味の悪い作品をつくることで有名。人間の内面に潜む本質をえぐりだし、後味が悪くてもなぜか惹きつけられる、不思議な魅力をもつ監督。多くの作品がカンヌ国際映画祭に出品され、「白いリボン」「愛、アムール」ではカンヌ国際映画祭の最高賞パルム・ドール賞を受賞するなど、多くの功績を残している。

この監督もおすすめ!

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」など、後味が悪い…でも惹きつけられる作品が多い。

リドリー・スコット

グラフィックデザインを学んできたり、元CMの監督という経験を生かし、絵コンテの執筆などは自らの手で行なうことが多い。映画界屈指の映像派と言われているだけあって、重厚な映像美が魅力的。1989年の「ブラック・レイン」は、大阪を舞台にし、高倉健・松田優作らが出演している。

この監督もおすすめ!

「トップガン」「エネミー・オブ・アメリカ」などを手掛ける映画監督のトニー・スコット。リドリー・スコットの弟である。

ブラッド・バード

10代の頃からアニメーション作品を制作し、アニメーション映画「アイアン・ジャイアント」で監督を務め、高く評価された。2007年の「レミーのおいしいレストラン」では降板した他監督の代役に急遽抜擢、アカデミー長編アニメ賞などを受賞するという快挙を成し遂げた。活躍はアニメ界だけでなく、2011年には「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」で初めて実写映画のメガホンをとっている。

  • 「ブロークン・アロー」「フェイス/オフ」「M:I-2」「レッドクリフシリーズ」
  • 「ヒート」「インサイダー」「コラテラル」「マイアミ・バイス」
  • 「サイドウェイ」「ファミリー・ツリー」「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」
  • 「スリー・キングス」「ザ・ファイター」「世界にひとつのプレイブック」「アメリカン・ハッスル」
  • 「π」「ファウンテン 永遠につづく愛」「レスラー」「ブラック・スワン」「ノア 約束の舟」
  • 「ネイキッド」「秘密と嘘」「人生は、時々晴れ」「ヴェラ・ドレイク」「ハッピー・ゴー・ラッキー」
アルフレッド・ヒッチコック

ホラー色、猟奇色の強い作品を手がけ、“サスペンスの神”と崇められたアルフレッド・ヒッチコック。「ドラマとは、退屈な部分がカットされた人生である」など数々の名言を残している。沢山の作品にカメオ出演しているというのも彼の魅力の一つである。2012年、「サイコ」製作の舞台裏を描く伝記映画「ヒッチコック」も映画化された。

この監督もおすすめ!

ヒッチコックを崇拝していたというフランソワ・トリュフォー。「黒衣の花嫁」はヒッチコックを意識して作ったらしい。他にもジャン=リュック・ゴダールなど、フランスの若い映画監督達から支持されていた。

フェデリコ・フェリーニ

代表作」「カビリアの夜」「甘い生活」「8 1/2」「フェリーニのアマルコルド」

フェデリコ・フェリーニ

“映像の魔術師”と呼ばれているだけあって、高度なカメラワークや映像センスに魅せられる。特に「8 1/2(はっか にぶんのいち)」は“映像の魔術師”が存分に楽しめる作品となっている。同作は1963年のアカデミー賞外国語映画賞を受賞しており、“20世紀屈指の巨匠”の座ををゆるぎないものにした。

この監督もおすすめ!

映像美を楽しむなら、この2人もおすすめ。フェデリコ・フェリーニと作風は違うものの、映像の美しさはどれも素晴らしいです。

  • 「5時から7時までのクレオ」「幸福」「百一夜」「落穂拾い」「アニエスの浜辺」
  • 「スキャナーズ」「ヴィデオドローム」「デッドゾーン」「ザ・フライ」「イースタン・プロミス」
  • 「ストレンジャー・ザン・パラダイス」「ダウン・バイ・ロー」「ミステリー・トレイン」「ブロークン・フラワーズ」
  • 「エンジェル・アット・マイ・テーブル」「ピアノ・レッスン」「ある貴婦人の肖像」
  • 「アンダルシアの犬」「黄金時代」「エル」「昼顔」「欲望のあいまいな対象」

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